咲 -Saki- 感想

第129局　契機


　今回は、揺杏が控え室に戻って来たところからスタート。

　中堅戦の最終結果は不明だが、南１局終了時点で有珠山の持ち点は8000点。
　２位の姫松が127000点なので、有珠山が決勝に進出するためには10万点差を捲らねばならない。



　そんな絶望的大差にも関わらず、「なんとかする」と言って退ける爽は頼もしい。

　……と思ったら、



　あ、さすがに厳しいんだ。
　そこまで楽観的じゃないんだね、爽もユキも。

　そして、爽とユキが２回戦で稼いだのは３万点か。
　少ないとは言わないけど、今の状況を覆せる火力とは思えないなぁ。


　ただ、



　ユキの「まだリーチが７回打てる………」って、どういう意味なんだろう？




　ここで、ユキの回想。
　前回のあの引きで、宮永姉妹ではなくユキの過去が明かされるなんて、そんなん考慮しとらんよ…。



　舞台は10か月前。
　おお、中学時代のユキはメガネにポニテだったのか。
　確かにこっちの姿の方が可愛いというか、馴染んでいる様に見える。

　さて、中学時代のユキは、よく仕事を押し付けられる娘だったらしい。



　しかし、本人に押し付けられている自覚はなく、むしろポジティブに受け入れていたそうだ。
　そんなユキは、転んだところを助けられたのがキッカケで、有珠山高校麻雀部に招かれる事に。

　なお、「dreamscape」にも書かれている通り、このページは諸々の処理が間に合っていなかった。




　有珠山高校麻雀部。



　手札を見ると、♥6だけでなく、♦5、♦10、♣4、♣9を抑えているのもちかちゃんだね。防塞だね。
　勿論、抑えられるところを抑えるのは当然の戦略であり、ちかちゃんは正しい。
　各人の前に置かれているのは賭け金？　それともパスの回数でも示しているのかな？


　有珠山高校麻雀部に招かれたユキだが、そこで行われていたのは麻雀ではなかった。



　何でも、昔の先輩が牌を売ってしまい、今はマットしか残っていないのだとか。
　学校の備品を売っぱらう生徒がいるなんて、有珠山ってとんでもない高校だな。
　高校時代、真面目に麻雀に打ち込んでいた僕からすれば考えられない。


　おかげで、有珠山高校麻雀部は、麻雀以外のアナログゲーム全般で遊ぶ部活になってしまったそうだ。



　麻雀牌はないのに、何故か部室の端に置かれた立派なビリヤード台が笑える。
　強いハズの爽の名が知れ渡っていないのは、こういう理由だったのか。


　有珠山高校麻雀部（10か月前）の駄目駄目っぷりが判明し、次回に続く。
　なお、次回掲載は、次の7月18日発売号。

　……って、今回間に合っていなかったのに、大丈夫なの？