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週刊少年ジャンプ 感想

2009-10-10 23:56:21 | ジャンプ
週刊少年ジャンプ 2009年46号 感想


銀魂

 ……芸能ネタは全然分からん。




べるぜバブ

 毎号読んでいるハズだが、展開に付いていけない。
 男鹿が学校に向かうのは、ついさっき決まった事なのに、どうして殆どの生徒が集まってるんだ?




ぬら孫

 妖怪に襲われたカナ達のピンチに、ゆらが登場。
 先に京都に来ていた雪女と青田坊も現れ、無事妖怪を退治した。


 ゆらによると、「第3の封印」が解かれた影響で、夜の京都では妖怪がのさばっているそうだ。
 そして、残り2つの封印が解かれたならば、妖怪は日本中に跋扈するようになると言う。

 これまで、人間にとっての妖怪は、通り魔程度の存在に過ぎなかったのに、そんな事態になっていたのか。
 下手をすると、政府の特務機関とか、そんなのが出て来ても不思議じゃないな。


 ゆらは「第2の封印」を守るため、相剋寺に行くと言う。
 クラスメイトは、逃げないのかとゆらに問うが、ゆらはこう答えを返した。



 自分の命・・・・を守る為に逃げた人もいる。
 だが、花開院家の陰陽師が守るのは京都。

 決して内容に新味がある訳ではないが、ここで秋房のセリフが出て来た事に感動した。

 大見得を切って羽衣狐に立ち向かった割には、良いトコなしだった秋房。
 しかし、ゆらにとっては、陰陽師の何たるかを教えてくれた、尊敬する義兄だったらしい。


 「第2の封印」相剋寺では、「福寿流」の陰陽師たちが結界を張り、妖怪の侵入を防いでいた。
 それを指揮しているのは花開院雅次の父。「自慢の息子」の仇討ちに立ち上がったのか。
 だが、その結界を術者ごと切り裂き、ゆらの前に姿を現したのは花開院秋房だった。


 こう来たか。
 羽衣狐が「人ではないのか…?」なんて訊いていたから、何かあるかもとは思っていたが。
 ゆらの事は認識出来ているようだが、操られているのか、自分の意思で従っているのか?

 何となくだが、今回ゆらが思い出した「守るのは京都」というセリフが気に掛かった。
 解釈によっては、秋房の言う「京都」は「人間の支配する京都」ではないかもしれないんだよな。

 しかし、秋房をこうやって再登場させるなら、もっとキャラを掘り下げた方が良かったのでは?
 不満がある訳ではないけど、ちょっと勿体無い気がした。




めだかボックス

 理事長曰く、作中の人間は「通常ノーマル」「特例スペシャル」「異常アブノーマル」の3種類に分けられるらしい。
 そして十三組は、めだかや雲仙に代表される「異常」のみを集めたクラスなのだそうだ。


 超展開だな。
 まぁ、これはあくまで理事長の意見だから、最終的には天才などいないというめだかの意見が正しいという結論になるのかもしれないが。

 ただ、それを調べるための方法が、サイコロ占いってのはどうなんだろ?
 いや、サイコロ占い自体はどうでも良いんだけど、「私がサイコロをまとめて振るとなぜかこんな風に積み重なってしまう」と言っているめだかが、よく分からなかった。
 サイコロなんて練習すれば或る程度自分の好きな目を出せるんだから、めだかならサイコロが積み重ならない様に振るくらいは出来る……というか出来なければおかしいと思うんだけど。


 それはさておき、この作品はこのままバトルマンガ化するのかね?
 正直なところ、バトルマンガというジャンルは、あまり好きじゃないんだよな。
 最初はバトルマンガじゃなかったのに、ジャンプ流テコ入れの結果、バトルを始める作品は特に。




バクマン。

 2作品とも面白いなら、2作品とも連載にすればいいのに。勿体無い。
 まぁ、週刊連載じゃ無理だろうけど、月刊誌でもいいじゃん。
 契約があるから仕方ないが、「週刊少年ジャンプ」にこだわる理由がよく分からん。
 この作品の掲載誌がジャンプだという事以外に、理由はあるんだろうか?

 亜城木夢叶の2作品は、両方読み切りとして掲載し、アンケートの結果で連載する方を決める事となった。
 ……え~と、前に担当が「僕のマンガを見る目が信用できないのか?」なんて言っていた気がするんだけど、結局、担当も編集部もどちらが良いかは判断出来ず、読者に丸投げする事にしたのか。何だかなぁ。
 それと、『俺2人』は、もう完全にお蔵入りなのだろうか?


 エイジが面白いと言った『斜本』は、僕も面白そうに思えた。
 作者の静河流は、亜城木夢叶とは反対の思い切り自己投影型だそうだ。
 両方「(18)埼玉」だそうだから、大学とかで出会うんだろうな。
 キャラが弱いと言われた亜城木夢叶の救世主になりそうだが、エイジの好きな「主人公に自己投影しない」作風のまま、弱点を克服する事は出来るんだろうか?
 もし、エイジが亜城木夢叶のファンでなくなってしまったら、ちょっと寂しい気がする。




黒子のバスケ

 黒子によって語られる、かつての相棒青峰の過去。


 中学2年生の初夏、青峰は既に帝光のエースだった。

 青峰は、才能も練習量もチーム一。

 しかし、何よりも、



 チームで一番バスケが好きだった。


 だからか、青峰は「キセキの世代」の中でも、一番早く、そして突然にその才能を開花させた。

 「キセキの世代」も、1、2年生の頃は、周囲より少し優れた選手に過ぎなかったのだという。
 しかし、才能が開花した青峰は、別人の様な強さを身に着け、誰にも止められなくなっていた。


 圧倒的な強さを手に入れた青峰だが、本人は決して喜んではいなかった。
 青峰は誰よりもバスケが好きであるが故に、誰よりも対等の好敵手を欲している。
 だが、強さが突出してしまった青峰に、ライバルと呼べる相手はいなくなってしまった。



 練習したら、上手くなってしまう。
 上手くなったら、ライバルがいなくなってしまう。
 ライバルがいなくなったら、バスケがつまらなくなってしまう。


 青峰が練習をサボるのは、こういう理由だったのか。
 才能の上に胡坐をかいているだけかと思ったけど、そうじゃなかったんだな。

 青峰の気持ちは分かるなぁ。
 勝って嬉しいなんてのは最初の内だけで、必ず勝つ勝負なんてのは退屈な労働だよな。
 心理学的にも、僅差の勝負なら勝っても負けても互いに好感度は上がるが、逆に大差がつくと勝っても負けても互いに対する好感度は下がってしまうらしいし。



 だが、これからは試合もテキトーに流すと口にした青峰に対し、黒子は自分ならどんなに力が離れていても絶対に手加減して欲しくないと言って、青峰を止めた。

 また、黒子も青峰がライバルを求めている事は知っていたのだろう。
 すぐに青峰よりも凄い相手が現れる。そう言って、黒子は青峰を元気付けた。



 そーだな
 そうです


 これで青峰も元に戻るかに思われた。


 次の試合、青峰は、いつになく集中して試合に臨んだ。
 その甲斐あって、青峰は1人で40点を上げた上、かつてのライバル井上にも圧倒した。
 力が離れていても絶対に手加減してほしくないという黒子の言葉は正しいと信じて。

 だが、



 青峰が気付くと、相手はもうやる気を失ってしまっていた。


 そんな対戦相手の姿を見て、青峰は絶望する。
 自分が望む対等なライバルはもう絶対に見付からない。青峰はそう“気付いて”しまった。



 オレに勝てるのは オレだけだ


 これが今の青峰を作ったのか。
 中2、中3と全中優勝しているから、決して青峰の一人よがりではないんだよな。
 いつもの様に青峰の方に突き出した黒子の拳が、宙に浮いたままなのが物悲しい。

 それでも、未だにバスケを続けているって事は、バスケが好きだって気持ちは変わっていないんだろう。
 それと、青峰が試合をサボるのは、今でも黒子の言葉は正しいと思っているからなのだろうか?
 前の試合では82点取ったと言っていたから、手は抜く事はしないけど、中学時代みたいにやる気の失せた相手は見たくないので、自分が必要が無い試合は極力サボっているとか。


 以前に黄瀬が、黒子と火神が決別すると言っていた理由も分かった気がする。
 初期の火神も日本バスケのレベルの低さに落胆していたし、青峰と似ているよな。
 なお、黒子が帝光バスケ部を辞めた事件については、今回はまだ明かされなかった。


 次号、Cカラーで、早くも決勝リーグ開幕。
 単行本で「描いている方が軽く引くスピード」というだけあって、展開が早いなぁ。
 前回、1on1で青峰に負けた火神が「勝てる気が……しねぇ…」と意気阻喪してたところなのに。



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