へぶつい (Heavenly Twins)

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週刊少年サンデー 感想

2009-08-05 21:44:37 | サンデー
週刊少年サンデー 2009年36号 感想


マギ

 巻頭カラー。
 ……って、カラーなのは扉絵だけ?
 何処から始まるのか分からずに、探してしまった。


 アリババは先に行ったと言って、ジャミルはアラジンを同行させた。
 道すがら、自分の奴隷を自慢するジャミルだったが、アラジンは無表情で相槌を打つだけ。
 ただ、ウーゴくんを奴隷扱いされた時のみ、奴隷じゃなくて友だちだと異議を唱えた。

 奴隷制を嫌うアラジンの気持ちは、現代の倫理観に近いのでよく分かる。
 でも、ジャミルの考え方が、マギ世界の倫理観で、善悪どっち寄りなのかはよく分からないな。



 さて、笑顔を絶やさずに話すジャミルだが、アラジンはそれを不審そうに見詰めていた。

 たまに見せる、アラジンの年齢不相応な表情は何なんだろう?
 普段が可愛いだけに、そのギャップが怖い。


 やがて、ジャミル達は、3つの横穴に辿り着いた。
 アリババの『すべては竜の尾にあり』という言葉が正しければ、宝物庫はこの先。

 人選に悩んだ末、ジャミルはゴルタスを連れ、横穴の調査を開始した。
 それと同時に、ジャミルはモルジアナに、アラジンの監視を命じる。
 全て、打算の上での人選にも関わらず、「危険だから自分が調べて来る。女・子供はここで待っていろ」なんてセリフをいけしゃあしゃあと口にするジャミルが良い。


 ジャミルがいなくなったため、アラジンは初めてモルジアナに話し掛ける。
 最初は「ムスーン」とアラジンを無視していたモルジアナだが、やがて自らの素性を話し始めた。

 モルジアナは、暗黒大陸と呼ばれる、カタルゴの出身。
 未開発地域と蔑まれているが、ちゃんと国も村もあるのだとか。
 もっとも、モルジアナは、故郷がどんなところか、本当はあまり覚えていないらしい。
 回想を見る限り、モルジアナはまだ幼い頃に奴隷として捕まったのかな?

 いつかそこに連れて行って欲しいと言うアラジン。
 だが、モルジアナは、自分は奴隷だから無理だと言う。
 足の鎖を切ったくらいでは、ジャミルからは逃げられないのだと。

 そうやって、モルジアナを束縛しているものを、アラジンは「見えない鎖」と呼んだ。
 モルジアナを奴隷でい続けさせる「見えない鎖」とは何だろう?
 もしかして、人質を取られていて、モルジアナが逃げたら犠牲になる者がいるとか?

 ジャミルの怖さを理解しないアラジンに、モルジアナは忠告する。
 領主様を舐めていると、アラジンも「ご友人」と同じ目に合うと。
 アリババは領主様に罠避けにされて、死んでしまったのだと。



 ……って、いるし。

 死んでいるとは思わなかったが、まさかこんなタイミングで再登場するとは。
 さっきまでシリアスだったのに、絵面がシュール過ぎて吹いた。

 アリババに気付いていないモルジアナは、1人シリアスを続ける。
 しかし、モルジアナが振り返ると、アラジンは空飛ぶターバンを使って、その場から逃げ出していた。


 「見えない鎖が切れる頃… 一緒に太陽を見に行こう!」
 そう言い残し、去ろうとしたアラジン達。

 だが、



 モルジアナは、自分の足で壁を登って来た。

 これは驚いた。
 前回はアリババの意外な身体能力に驚いたけど、その比じゃないな。
 ジャミルが、モルジアナは強靭な脚力を持っていると言っていたけど、これは強靭過ぎるだろう。
 まるで石仮面でもかぶって、人間をやめたみたいな脚力じゃないか。


 アラジンとアリババは、ターバンを急上昇させ、間一髪モルジアナの手を躱して、逃げ切った。
 でも、これで、モルジアナはジャミルにお仕置きされてしまんだろうな、可哀想に。

 アリババは自分が傷だらけである事の説明は後回しにし、アラジンをある場所まで連れて来た。
 そこにあったのは、ウーゴくんの笛と同じ、八芒星が描かれた巨大な扉だった。

 針の山をターバンで飛んでいたみたいだから、落とし穴が正解ルートだったのか?
 恐らくここがゴールなのだろうが、ウーゴくん抜きでこの巨大な扉を開ける事が出来るんだろうか?




神知る

 天理に憑いているのは、駆け魂ではなく、かつて「駆け魂たちを封印した者」らしい。

 話が意外な方向に行ったな。
 桂馬の言う通り、確かにこれは特大のイベントだ。

 天理に憑いている者は、1人で全ての駆け魂を封印したのだろうか?
 だとすれば、無理だと思われた、この「ゲーム」の攻略も有り得るな。


 しかし、前にも書いたけど、亮は桂馬を殺そうとしている割には、緊張感がないなぁ。
 桂馬の性格によっては、天理が亮の動きを封じた時点で、殺されていてもおかしくなかったぞ。




ハヤテ

 アテネが自分の事を覚えていると確信したハヤテ。
 しかし、ハヤテはアテネが知らないフリをした理由は、自分を嫌いになったからだと考えた。

 確かに、普通はそう考えちゃうかもなぁ。
 そうでなくとも、アテネが王玉を狙う以上、ハヤテは執事としてナギを守らなければならない。
 丸く収まって欲しいけど、今はあちらを立てればこちらが立たずって感じだ。




ケンイチ



 兼一が笑ってたのは、ただのハッタリだったのか。
 見開きで、堂々とこんな事を言う兼一が笑えた。

 しかし、何だかんだ言いながら、兼一は善戦する。
 イーサンを認めながらも戦い続ける兼一を見ていると、対ハーミット最終戦を思い出した。
 個人的には、勧善懲悪的な戦いよりも、こういう武術家としての勝負の方が好き。


 無拍子が使えない兼一は、遂に長老直伝の新技を使う事を決める。
 何と、今回は長老に逆らって、新技を使わずに勝つつもりだったらしい。

 兼一が会得した第二の奥義は“孤塁抜き”。
 一体、どんな技なのだろうか?




ジオと黄金と禁じられた魔法

 ジオの将来の夢は「世界一の魔法使い」になる事。

 そんなジオに、サザは問い掛ける。
 魔法に相性がある以上、一位なんてものは存在しない。
 一位を決める大会がある訳でもない。
 では、どうやって「世界一の魔法使い」を決めるのかと。

 でも、ジオはあくまで「世界一の魔法使い」はあると断言する。
 何となくだが、ジオにはそれが分かるのだと。


 興味を持ったサザは、ジオを連れて「ジオの過去の世界」へと意識を飛ばした。

 ジオの言葉を信じたサザはこう考えたのだ。
 もしかしたら、「それが使えれば世界一の魔法使いと認めざるを得ない魔法」があるのかも知れないと。
 そして、ジオの過去を見れば、何か分かるかも知れないと。


 この「世界一の魔法使い」とは何かというのが、この作品のテーマなのだろうか?
 それが何なのか、ちょっと楽しみになって来た。




はじあく

 悪の組織「ゲドウ団」登場。
 ゲドウ団は、キルゼムオールとはライバル関係にあるらしい。
 キルゼムが潰れてからは、正義の味方からの風当たりが強くなり、ゲドウ団も潰れそうだとの事。

 その八つ当たりとして、ゲドウ団の影山ゲンゾウはジローに襲い掛かって来た。
 科学者のジローに対し、ゲンゾウは符術を使うらしい。原理は不明。


 ようやく、第二の悪の組織が登場か。
 早く正義の味方も出して欲しいなぁ。


 しかし、戦いを始めたジローとゲンゾウは、キョーコの蹴りであっさり止められてしまった。
 2人を正座させ、電車の中で暴れたら迷惑だと説教するキョーコ。
 キョーコの迫力に、ゲンゾウも大人しく従うが、その表情が微妙に嬉しそうなのが気になる。

 次回は遂にジローの故郷に到着だそうだ。



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1 コメント

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マギー (へたれ)
2012-12-09 14:26:10
マギの画像検索してたらこのページを見つけました!!
モルさんカワエopo
アラジンとババ君も最高っ^^
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