第163局 炸裂
扉絵
今に始まった事でもないが、怜のスカートの中……。
本編
5位決定戦先鋒戦は、今のところ怜のワンサイドゲーム。
だが、強者の怜を前にして、漫ちゃんの導火線に火がついた。
なお、漫ちゃんの能力発動条件は、今以て不明。
セーラや竜華の名前が出てるけど、準決勝は小場だったから、打点という訳でもないんだよな。
今度、漫ちゃんがどういう時に爆発するのか、導火線ルールなんかも考慮して、検証してみようかな。
東3局1本場 親:園城寺怜 ドラ:
能力が発動し、名前の通りに数牌の上が重なり始めた漫ちゃん。
だが、この局は、役なしドラなしの嵌辺待ちになってしまい、リーチは自重。
そこに、怜がこの形で追い付いた。
ツモ ドラ
ツモでも聴牌なのに、を右端に置いているのが、1巡先が見える怜ならでは。
……まさか、の受け入れを見落とし、を不要牌だと思って右端に置いている訳じゃないよね!?
『怜-Toki-』を読んだ後だと、そんな心配をしてしまう。
それはさておき、聴牌した怜は、リーチした未来とダマにした未来をその眼に映す。
結果は、リーチだとすばら先輩と成香ちゃんはオリて、漫ちゃん一人が押して来る。
ダマだと成香ちゃんが放銃、見逃すと漫ちゃんからリーチが入る。
う~ん、複数の未来が視えるというのは、やっぱり強力だなぁ。
そして、想像した通り、怜は「見逃した場合の未来」まで、きちんと確認している様だ。
そういや、怜はすばら先輩のこと、「花田ちゃん」と呼ぶ様になったんだね。
準決勝では「新道寺」だったけど、照相手に共闘した事で親近感が芽生えたのだろう。
余談だが、僕はこの二人を見ていると、未だにすばら先輩が3年生で、怜が2年生だと勘違いしそうになる。
さて、複数の未来を視た怜は、ダマで和了ってしまう事を選択した。
怜は「1800」と申告しているけど、門前のタンヤオだから、2000は2300点だね。
卓の点数表示は2300点動いているから、すばら先輩か漫ちゃんが指摘してくれたのだろう。
東3局2本場 親:園城寺怜 ドラ:
3連続となる和了りで、再び連荘した怜。
だが、そんな怜の連荘を漫ちゃんがハネツモで止めた。
ツモ ドラ
リーチした描写はないが、ハネツモなので恐らくメンピンツモ三色一盃口。
そして、やはり描写はないが、観戦者の反応からそのリーチはツモ切りリーチだったのだと思われる。
漫ちゃんが怜と同卓するに当たり、末原さんは一つの未来視対策を伝授していた。
「園城寺怜を相手にテンパイ即リーしたら そのリーチを予知されて鳴きでズラされることがある」
聴牌即リーしたら、リーチを予知されて鳴きでズラされる?
え~と、末原さん、言うてはりますのん?
……ああ、主語が「未来の自分」なのね。
未来の自分が聴牌即リーしたら、それを予知した怜に聴牌自体を阻止されかねないという意味か。
末原さんが怜みたいな視点で語るから、一瞬分からなかったじぇ。
その対策は簡単で、聴牌即リーをやめること。
聴牌したタイミングが分からなければ、さすがの怜でもそれを防ぐ術はない。
末原さんのアドバイス通り、漫ちゃんは今局も1巡待ってからリーチ。
更に、これもアドバイス通りの七対子で、成香ちゃんを直撃!
メンタン七対子ドラドラは12000点で、2局連続ハネ満炸裂!!
6789が集まる漫ちゃんの能力は、爆発力がある反面、待ちが読まれ易いという欠点があった。
でも、七対子なら容易に6789以外の待ちに出来るから、その欠点を補う事が出来る。
能力の性質上、漫ちゃんの手は自然と対子手が多くなるから、その意味でも七対子は有効だね。
正直、準決勝で全てを出し切った以上、5決は本戦の焼き直しになるかとも思っていた。
でも、怜といい、漫ちゃんといい、5決では更なる成長が見られて嬉し楽しい。
ここまでの点数状況は、千里山:126100点、姫松:99600点、有珠山:89500点、新道寺:84800点。
千里山の独走状態は変わらないが、ダンラスだった姫松が猛追を見せ、次回に続く。
なお、次号は休載で、次回は9月2日発売号に掲載。
扉絵
今に始まった事でもないが、怜のスカートの中……。
本編
5位決定戦先鋒戦は、今のところ怜のワンサイドゲーム。
だが、強者の怜を前にして、漫ちゃんの導火線に火がついた。
なお、漫ちゃんの能力発動条件は、今以て不明。
セーラや竜華の名前が出てるけど、準決勝は小場だったから、打点という訳でもないんだよな。
今度、漫ちゃんがどういう時に爆発するのか、導火線ルールなんかも考慮して、検証してみようかな。
東3局1本場 親:園城寺怜 ドラ:
能力が発動し、名前の通りに数牌の上が重なり始めた漫ちゃん。
だが、この局は、役なしドラなしの嵌辺待ちになってしまい、リーチは自重。
そこに、怜がこの形で追い付いた。
ツモ ドラ
ツモでも聴牌なのに、を右端に置いているのが、1巡先が見える怜ならでは。
……まさか、の受け入れを見落とし、を不要牌だと思って右端に置いている訳じゃないよね!?
『怜-Toki-』を読んだ後だと、そんな心配をしてしまう。
それはさておき、聴牌した怜は、リーチした未来とダマにした未来をその眼に映す。
結果は、リーチだとすばら先輩と成香ちゃんはオリて、漫ちゃん一人が押して来る。
ダマだと成香ちゃんが放銃、見逃すと漫ちゃんからリーチが入る。
う~ん、複数の未来が視えるというのは、やっぱり強力だなぁ。
そして、想像した通り、怜は「見逃した場合の未来」まで、きちんと確認している様だ。
そういや、怜はすばら先輩のこと、「花田ちゃん」と呼ぶ様になったんだね。
準決勝では「新道寺」だったけど、照相手に共闘した事で親近感が芽生えたのだろう。
余談だが、僕はこの二人を見ていると、未だにすばら先輩が3年生で、怜が2年生だと勘違いしそうになる。
さて、複数の未来を視た怜は、ダマで和了ってしまう事を選択した。
怜は「1800」と申告しているけど、門前のタンヤオだから、2000は2300点だね。
卓の点数表示は2300点動いているから、すばら先輩か漫ちゃんが指摘してくれたのだろう。
東3局2本場 親:園城寺怜 ドラ:
3連続となる和了りで、再び連荘した怜。
だが、そんな怜の連荘を漫ちゃんがハネツモで止めた。
ツモ ドラ
リーチした描写はないが、ハネツモなので恐らくメンピンツモ三色一盃口。
そして、やはり描写はないが、観戦者の反応からそのリーチはツモ切りリーチだったのだと思われる。
漫ちゃんが怜と同卓するに当たり、末原さんは一つの未来視対策を伝授していた。
「園城寺怜を相手にテンパイ即リーしたら そのリーチを予知されて鳴きでズラされることがある」
聴牌即リーしたら、リーチを予知されて鳴きでズラされる?
え~と、末原さん、言うてはりますのん?
……ああ、主語が「未来の自分」なのね。
未来の自分が聴牌即リーしたら、それを予知した怜に聴牌自体を阻止されかねないという意味か。
末原さんが怜みたいな視点で語るから、一瞬分からなかったじぇ。
その対策は簡単で、聴牌即リーをやめること。
聴牌したタイミングが分からなければ、さすがの怜でもそれを防ぐ術はない。
末原さんのアドバイス通り、漫ちゃんは今局も1巡待ってからリーチ。
更に、これもアドバイス通りの七対子で、成香ちゃんを直撃!
メンタン七対子ドラドラは12000点で、2局連続ハネ満炸裂!!
6789が集まる漫ちゃんの能力は、爆発力がある反面、待ちが読まれ易いという欠点があった。
でも、七対子なら容易に6789以外の待ちに出来るから、その欠点を補う事が出来る。
能力の性質上、漫ちゃんの手は自然と対子手が多くなるから、その意味でも七対子は有効だね。
正直、準決勝で全てを出し切った以上、5決は本戦の焼き直しになるかとも思っていた。
でも、怜といい、漫ちゃんといい、5決では更なる成長が見られて嬉し楽しい。
ここまでの点数状況は、千里山:126100点、姫松:99600点、有珠山:89500点、新道寺:84800点。
千里山の独走状態は変わらないが、ダンラスだった姫松が猛追を見せ、次回に続く。
なお、次号は休載で、次回は9月2日発売号に掲載。
3日にdreamscapeの方も更新されましたね
でも涙目成香ちゃん可愛い
いずれにせよこういう熱戦になるとやっぱり盛り上がるね
見られていることを見越してあえて方針を変えたとしても、怜にはそのうえでの未来が見えているわけで。怜の予知を外すことは論理的に不可能か。
……マジもんのSFじみてきたな。燃える。