はじめの一歩 感想

はじめの一歩　Round 1007　感想




　わーい、ヴォルグが勝った。
　チャンピオンおめでとー。




　試合終了後、コメントを求められて、
「Thank you , America」
「成長させてくれて‥‥　ありがとう――――友よ」
「Спасибо，Мать！」
　と、三つの国の言葉で礼を言うところが、ヴォルグらしくて感動。
　鷹村が初めて世界チャンピオンになった時のコメントとは大違いだ。


　たださぁ、IBFのタイトル戦なのにベルトにWBAと書かれているのは別にいいんだけどさ、



　これを総スルー（イーグル除く）された後の「Thank you , America」は皮肉に聞こえちゃうなぁ。

　高次元の駆け引きは面白かったのに、イーグルの言葉通り、名勝負に泥を塗られた気分。
　ヴォルグが理不尽に打ち克つという形にしたかったんだろうけど、もっと良い見せ方はなかったのかね？
　セコンドが審判を買収する一方で、王者を変に良い奴にしちゃったから、倒した時のカタルシスも薄かったし。

　考えてみれば、この王者も可哀想だよな。
　準備期間１週間の相手に敗れてベルトを失ったのみならず、明白な不正行為を世界実況中継されるなんて。
　今後もボクサーを続けるつもりなのか、それとも引退してしまうのか……。