シノハユ the dawn of age 感想

第52話　無前


表紙



　小林立画の慕怜可愛い～。

　今号のBGは小林立描き下ろしの慕＆怜が表紙。
　また、特別付録として、同じ絵柄の[シノハユ]×[怜-Toki-]ビッグポスター付き。



　表紙ではガードされていたけど、ポスターの方は丸出しだね。
　それでこそ小林立だ（笑）。




本編

　他家に和了りを許さず、開局からずっと一人で和了り続けるちひ。
　東１局は終わらず、気付いてみれば……、



「きゅっ ９本場！？」



　野津部長の声に驚き、お目々グルグルのちひ可愛い。
　威嚇だと勘違いして、勝手に闘志燃やしているし（笑）。

　それにしても、ここまで圧倒的だったのは、照やトシさんくらいか？
　しかも、ちひが今見せているのは力の極一部でしかないというから恐ろしい。




　９本場も和了ったのはちひ。
　ブラフの鳴き気配で邪魔ポンを誘い、ツモ筋をズラして好牌を奪うという老獪な麻雀。
　こういう打ち方も出来るのか……。




　10本場もちひに先制聴牌が入った。

　　　ドラ：

　タンピン三色ドラ１、の５面張。
　だが、ちひが選んだ一打は、手役もドラも５面張も捨てる打！！



　そして次巡、ちひは当然の様にツモ。
　ツモのみ、500オールの10本場は1500オール。



　仮にツモが読めたとしても、打でも待ちに受けられるのだから、ドラを切る意味がない。
　もしかしたら、打だと誰かが鳴いてツモがズレてしまうのかも知れないが……。

　ちひの30符1飜への固執。
　これは能力の制約なのか、それとも弱者へのハンデなのか？


　そして、11本場―――…



　このとき――
　試合を見たすべての人が思っていた



　県下最強はもしかしたら
　この椋千尋ではないかと――――



　ただ一人をのぞいて



　結局、ちひを止められる者はなく、島根県大会団体戦は菰沢中の優勝で幕を閉じた。
　野津部長には荷が重いと分かってはいたが、ここまでの完敗は逆に予想外だった。

　皆が驚愕する中、強敵出現に一人喜ぶ慕。
　個人戦では、この団体戦での借りを返す事が出来るのか！？

　次回掲載は、次の1月25日発売号。