第18局 繋がり
東3局 親:咲 ドラ:
0点からは脱したものの、池田は未だ厳しい状況下にいる。
親番は残り1回で、この局の配牌も平凡なもの。
だが、キャプテンとの過去を回想した池田は、突如鳴き声を上げた。
ん~~~~~~
にゃ~~~~~~~~~~~~!!
この池田の奇行に、他の3人は硬直。
かじゅに至っては「あまりの点差にネジがとんだか」などと、池田を憐れんでさえいた。
だが、モニターでこの様子をキャプテンだけは、池田が今までと違うと気付いていた。
……いや、いつもこうだったら、ヤバイけどさ。
ところで、他の学校の控え室ではどんな反応だったんだろう?
龍門渕では、透華が、
あの猫耳~~~ッ!!
目立ちすぎっ 目立ちすぎですわっ!!
とか言っていたんだろうか?
それはさておき、気持ちを切り替えた池田には、先程の艶の無い配牌が、輝いているかの様に思えた。
イメージするんだ
この手からどのような可能性があるか
もし神がいるのなら
前に向かう者を好きでいてくれるはず!
7巡目、和了牌を引いた池田だが、その手はツモのみの300・500。
平凡な配牌と平凡なツモで出来上がった、平凡な和了り。
しかし、池田はこの平凡な和了りを次第に高くしていく。
そして、一度聴牌を放棄し、ノミ手を平和純全三色一盃口にまで仕上げると、
リーチせずにはいられないな
そして、一発で高目をツモり、
ツモ: ドラ: 裏ドラ:
リーチ一発ツモ平和純全三色一盃口ドラ3は数え役満。
そろそろまぜろよ
これで、池田は0点から48900点まで復帰。
即死の状況から脱出した。
東4局は、親のかじゅが衣から11600点を直撃。
咲ばかり警戒していた衣だが、池田もかじゅもまだその心は折れていない事を知る。
その時、咲は合宿の事を思い出していた。
この割れ目がこすれて気持ちいいじょ…
それはさておき、自分が感じていた違和感の正体に気付いた咲は、靴と靴下を脱ぎ始める。
思い出したよ… 私が一番麻雀をやっていた頃のこと
うんっ―― おんなじかんじだよ!
東4局1本場
裸足になった咲は、遂に自ら和了り始める。
まずはツモのみで400・700は500・800。
南1局では、を加槓しての嶺上開花。
原作通りだけど、もう牌さえ見ないで和了宣言しているよね。
盲牌したのかと思ってたけど、その仕草さえなかったし。
ツモ: カン:
それはさておき、咲の和了ったのは、またしてもノミ手。
嶺上開花で300・500なんて、高い手を和了るよりずっと難しいくらいだ。
また、この手は五筒開花という古役の形にもなっている。
あたしの最後の親番がそんなゴミ手で――――!!
そして、咲のこの和了りで、池田の最後の親番は終了。
現実的に考えると、これでもう逆転は絶望的。
2連続の和了りだが、共にノミ手。
見ていた観客たちは、清澄はもう諦めたのかなどと話し始める。
のどっちも心配して、咲にテレパシーを送る。
そのテレパシーに、咲は大丈夫だよと答え、南2局に。
南2局
咲は、カン、もいっこカン、と連槓するが、今回は嶺上開花では和了らない。
その一方で、
にゅぁあああ。
カンドラが… ドラ1一向聴が… タンヤオドラ9に化けたし!!
咲の槓により、池田の手は槓ドラがモロノリ。
しかも、ドラや赤が出て行かない絶好のツモで聴牌。
リーチだし!!
気息奄奄としていたはずの上家から感じる… 澎湃たる気運!
こいつが和了ることができるのは安手のはずだった
言葉遣いが難しくてよく分からないが、本来ならありえないこの状況に衣は愕然とする。
はやくつもれよ
しかし、池田はこのシリアスな空気を読まず、こんなセリフをかぶせた。
自分で言っているだけあって、ホントに池田はウザいな。
池田の大物手を警戒し、衣は打。
しかし、その牌こそが、2つ暗槓をした咲への当たり牌だった。
発のみで110符1飜は3600点。
咲の手は3連続で安手。
なお、これも五門斉という古役の形であり、中国麻雀では現在も採用されている。
もしかして、東4局1本場の和了りも、何らかの古役になっているんだろうか?
いや、まぁ、中国麻雀まで含めたら、幺九刻とか辺張とかも役だけど、もっと分かり易い役で。
それはさておき、ここで唐突に「ゆうきのまーじゃんこうざ」が始まった。
今回のルールは色々と変わってるじょ。
赤ドラ四枚あるのにダブル役満なしとか。
大明槓嶺上開花は責任払いとか。
……え?
あ、大明槓嶺上開花の責任払いを採用してたのか。
……って、あれ?
これって、もしかして、最終戦のネタバレ?
ミスリードという可能性もあるけど、普通に考えたらこれで決着だよな。
まさかアニメで原作のネタバレをされるとは思わなかった。
いや、別にいいんだけど、意外だったので驚いた。
場面は再び対局室。
一発ツモだったし!!
衣が咲に放銃しなければ、池田はリーチ一発ツモタンヤオドラ10で2度目の数え役満だった。
でも、見たって結果が変わる訳じゃないんだから、次のツモ牌を見るのはやめましょう。
傍から見てるとみっともないし、ゲーム進行の妨げにもなるし。
南3局
井上の言う「肩慣らし」が終わり、遂に咲が本領発揮し始める。
まず、咲は不自然なポンで、衣の和了牌を池田に食い流す。
ホイきた! 国士無双!!
この牌で池田は国士無双を聴牌。
しかし、池田は、喜怒哀楽がころころ変わるなぁ。
鳴いて、笑って、泣いて、笑って、泣いて、笑って……。
咲がツモ番を変えなければ、衣の和了りでこの局は終わっていた。
衣のツモ和了りを潰した咲は、次は和了りに向けて動き始める。
を加槓し、もいっこカンで嶺上開花。
ツモ: カン カン
しかし、咲はこの和了りを捨て、更にを暗槓する。
皆が固唾を呑んで見守る中、「原村さんに認められた自信に満ちた私」モードの咲が、不敵な笑みを浮かべて王牌に手を伸ばすと、
嶺上牌ので、嶺上開花断幺対々三暗刻三槓子は8000オール。
衣の「感覚」では安手の一向聴だったハズの手を、咲は1回のツモで倍満にして和了ってみせた。
森林限界を超えた高い山の上に咲く花には、淵底を支配する衣の力は及ばない。
裸足になる事で、合宿の時の調子が戻って来た咲。
だが、咲が何気なく言った「家族」という言葉に、衣が動揺したところで次回に続く。
しかし、毎回言っている気がするけど、展開が早いなぁ。
この作品は、闘牌部分もとてもよく出来ているので、ちょっと勿体無い気がする。
局によっては、実際に牌を並べてみるだけで、楽しめる様になっているのに。
ま、その辺は原作を読めって事なのかな?
アニメはアニメで、回によっては原作以上に神懸かっている時もあるし。
ただ、オリジナル回が長いというのは、非常に不安だ。
合宿の時みたいに、原作を補完する形でやってくれるなら歓迎だけど……。
次回予告
次回予告で、まさかのネタバレ第2弾。
そうだろうとは思っていたけど、やっぱり大明槓か。
原作読んでいる人にとっては、どういう決着になるか大体分かってしまったな。
次回サブタイトルは『友達』。
東3局 親:咲 ドラ:
0点からは脱したものの、池田は未だ厳しい状況下にいる。
親番は残り1回で、この局の配牌も平凡なもの。
だが、キャプテンとの過去を回想した池田は、突如鳴き声を上げた。
ん~~~~~~
にゃ~~~~~~~~~~~~!!
この池田の奇行に、他の3人は硬直。
かじゅに至っては「あまりの点差にネジがとんだか」などと、池田を憐れんでさえいた。
だが、モニターでこの様子をキャプテンだけは、池田が今までと違うと気付いていた。
……いや、いつもこうだったら、ヤバイけどさ。
ところで、他の学校の控え室ではどんな反応だったんだろう?
龍門渕では、透華が、
あの猫耳~~~ッ!!
目立ちすぎっ 目立ちすぎですわっ!!
とか言っていたんだろうか?
それはさておき、気持ちを切り替えた池田には、先程の艶の無い配牌が、輝いているかの様に思えた。
イメージするんだ
この手からどのような可能性があるか
もし神がいるのなら
前に向かう者を好きでいてくれるはず!
7巡目、和了牌を引いた池田だが、その手はツモのみの300・500。
平凡な配牌と平凡なツモで出来上がった、平凡な和了り。
しかし、池田はこの平凡な和了りを次第に高くしていく。
そして、一度聴牌を放棄し、ノミ手を平和純全三色一盃口にまで仕上げると、
リーチせずにはいられないな
そして、一発で高目をツモり、
ツモ: ドラ: 裏ドラ:
リーチ一発ツモ平和純全三色一盃口ドラ3は数え役満。
そろそろまぜろよ
これで、池田は0点から48900点まで復帰。
即死の状況から脱出した。
東4局は、親のかじゅが衣から11600点を直撃。
咲ばかり警戒していた衣だが、池田もかじゅもまだその心は折れていない事を知る。
その時、咲は合宿の事を思い出していた。
この割れ目がこすれて気持ちいいじょ…
それはさておき、自分が感じていた違和感の正体に気付いた咲は、靴と靴下を脱ぎ始める。
思い出したよ… 私が一番麻雀をやっていた頃のこと
うんっ―― おんなじかんじだよ!
東4局1本場
裸足になった咲は、遂に自ら和了り始める。
まずはツモのみで400・700は500・800。
南1局では、を加槓しての嶺上開花。
原作通りだけど、もう牌さえ見ないで和了宣言しているよね。
盲牌したのかと思ってたけど、その仕草さえなかったし。
ツモ: カン:
それはさておき、咲の和了ったのは、またしてもノミ手。
嶺上開花で300・500なんて、高い手を和了るよりずっと難しいくらいだ。
また、この手は五筒開花という古役の形にもなっている。
あたしの最後の親番がそんなゴミ手で――――!!
そして、咲のこの和了りで、池田の最後の親番は終了。
現実的に考えると、これでもう逆転は絶望的。
2連続の和了りだが、共にノミ手。
見ていた観客たちは、清澄はもう諦めたのかなどと話し始める。
のどっちも心配して、咲にテレパシーを送る。
そのテレパシーに、咲は大丈夫だよと答え、南2局に。
南2局
咲は、カン、もいっこカン、と連槓するが、今回は嶺上開花では和了らない。
その一方で、
にゅぁあああ。
カンドラが… ドラ1一向聴が… タンヤオドラ9に化けたし!!
咲の槓により、池田の手は槓ドラがモロノリ。
しかも、ドラや赤が出て行かない絶好のツモで聴牌。
リーチだし!!
気息奄奄としていたはずの上家から感じる… 澎湃たる気運!
こいつが和了ることができるのは安手のはずだった
言葉遣いが難しくてよく分からないが、本来ならありえないこの状況に衣は愕然とする。
はやくつもれよ
しかし、池田はこのシリアスな空気を読まず、こんなセリフをかぶせた。
自分で言っているだけあって、ホントに池田はウザいな。
池田の大物手を警戒し、衣は打。
しかし、その牌こそが、2つ暗槓をした咲への当たり牌だった。
発のみで110符1飜は3600点。
咲の手は3連続で安手。
なお、これも五門斉という古役の形であり、中国麻雀では現在も採用されている。
もしかして、東4局1本場の和了りも、何らかの古役になっているんだろうか?
いや、まぁ、中国麻雀まで含めたら、幺九刻とか辺張とかも役だけど、もっと分かり易い役で。
それはさておき、ここで唐突に「ゆうきのまーじゃんこうざ」が始まった。
今回のルールは色々と変わってるじょ。
赤ドラ四枚あるのにダブル役満なしとか。
大明槓嶺上開花は責任払いとか。
……え?
あ、大明槓嶺上開花の責任払いを採用してたのか。
……って、あれ?
これって、もしかして、最終戦のネタバレ?
ミスリードという可能性もあるけど、普通に考えたらこれで決着だよな。
まさかアニメで原作のネタバレをされるとは思わなかった。
いや、別にいいんだけど、意外だったので驚いた。
場面は再び対局室。
一発ツモだったし!!
衣が咲に放銃しなければ、池田はリーチ一発ツモタンヤオドラ10で2度目の数え役満だった。
でも、見たって結果が変わる訳じゃないんだから、次のツモ牌を見るのはやめましょう。
傍から見てるとみっともないし、ゲーム進行の妨げにもなるし。
南3局
井上の言う「肩慣らし」が終わり、遂に咲が本領発揮し始める。
まず、咲は不自然なポンで、衣の和了牌を池田に食い流す。
ホイきた! 国士無双!!
この牌で池田は国士無双を聴牌。
しかし、池田は、喜怒哀楽がころころ変わるなぁ。
鳴いて、笑って、泣いて、笑って、泣いて、笑って……。
咲がツモ番を変えなければ、衣の和了りでこの局は終わっていた。
衣のツモ和了りを潰した咲は、次は和了りに向けて動き始める。
を加槓し、もいっこカンで嶺上開花。
ツモ: カン カン
しかし、咲はこの和了りを捨て、更にを暗槓する。
皆が固唾を呑んで見守る中、「原村さんに認められた自信に満ちた私」モードの咲が、不敵な笑みを浮かべて王牌に手を伸ばすと、
嶺上牌ので、嶺上開花断幺対々三暗刻三槓子は8000オール。
衣の「感覚」では安手の一向聴だったハズの手を、咲は1回のツモで倍満にして和了ってみせた。
森林限界を超えた高い山の上に咲く花には、淵底を支配する衣の力は及ばない。
裸足になる事で、合宿の時の調子が戻って来た咲。
だが、咲が何気なく言った「家族」という言葉に、衣が動揺したところで次回に続く。
しかし、毎回言っている気がするけど、展開が早いなぁ。
この作品は、闘牌部分もとてもよく出来ているので、ちょっと勿体無い気がする。
局によっては、実際に牌を並べてみるだけで、楽しめる様になっているのに。
ま、その辺は原作を読めって事なのかな?
アニメはアニメで、回によっては原作以上に神懸かっている時もあるし。
ただ、オリジナル回が長いというのは、非常に不安だ。
合宿の時みたいに、原作を補完する形でやってくれるなら歓迎だけど……。
次回予告
次回予告で、まさかのネタバレ第2弾。
そうだろうとは思っていたけど、やっぱり大明槓か。
原作読んでいる人にとっては、どういう決着になるか大体分かってしまったな。
次回サブタイトルは『友達』。
最初のペースでは遅めでひやひやしていたのに本当に最近速いですね。おそらく、姉の照のエピソードを入れようとしているのではないでしょうかね。(原作も追い付いていないのだから、無理して入れなくてもいい気がしますが)
これだと最後のほうでは、全国大会が終わってしまうような流れになるんじゃないでしょうか。
今考えたら、ヤングガンガンの長期休載は先行するアニメのために最後までの構想を考えていたのか?と思ってしまいます。
じつは、アニメと原作では結末が違うって線もまだありうる。
次のYoungGUNGUNは今週末だから、まさかの休載になってなければ、ギリで原作が先行ですね。
いやいや、この原作者が、そんなに安直な幕引きにするはずがない、と期待しましょう。
ってことも考えられますね。(そんな杜撰なスケジューリングじゃないと思いますが。。。)
いまさらアニメで気付いたんですけど槓の回数が1回づつ増えてるんですよね。
順くんの肩慣らし等のセリフ仕込みからもやはり四槓子で締めなんですかね。
それにしても今週末が楽しみです。
どうやらおっしゃるとおりの牌パイ&結果になりそうですね。
しかし、原作で思いましたが、これ、咲が衣に「麻雀楽しもうよ」と笑顔で話しかけた後に直撃&責任払いとは・・・・そんな鬼のような子としておいて、衣とこれで友達になれるとは思えませんがf^_^;。次回タイトル「友達」ですよねwww
オーラス始まる直前に言うようにすればよかったのに。
ただ衣は負けた相手が自分から離れていってしまうことに疎外感を感じているから、咲が本気の自分と楽しく麻雀を打ってくれるだけで友達になるには十分なんじゃないかな。
でも実際って大明槓の責任払いのルールって採用されてるところは少ないのではないでしょうか?
ホントこの大会はルール変わってますよね。
根拠としては、珍しいと言われるルールのうち、両者の共通点がいくつもあることがあげられます。
たとえば、
(1) 国士無双の場合のみ、暗カンした牌でロンすることが可能です。
(2) 連風牌が雀頭のときは4符とします。
(3) 大明カンからの嶺上開花は槓をさせた人の責任払いとなります。
もちろん、違う点もあって、たとえばロン2ではダブル役満ありだし、赤五は3枚(リーチバトルのみ)だけですが。
ちなみに、大明槓の責任払いは、ロン2はもちろん、母体の日本プロ麻雀連盟競技ルールでも採用されているので(日本プロ麻雀連盟競技ルール 競技全般の十六)、いちおうフォーマルなルールと言っても良いのではないでしょうか?
多分、他の人もこんなこと思ってそうな感じがする。