多摩川サイクリングロードの車窓から

クロスバイク高速化計画


------------2014/3/31追記----------------

この記事を書いてから1年半が経ち、クロスバイクの改造に関して俺の考え方はだいぶ変わっています。
ついてはこちらの記事にも目を通してください。

--------------追記終了-------------------




累計距離も1000kmを超えて相変わらず好き勝手に乗り回しています。
が、最近「もっと早く走りたい」という欲求が強くなってきました。
所詮自転車ですからエンジンである私の脚力次第なんですけど、
だからといってまじめにトレーニングする気なんざさらさらありません。

じゃあ自転車をパワーアップするしか無いよね。
ということでFX7.4高速化計画の始まり始まり。


さて、ネットであれこれ調べてみると、高速化のために効果的な改造は以下の3つ。

1.ホイール交換
2.タイヤ交換
3.ビンディングペダルの使用

1.はホイールを軽量化することによる加速力の向上。
2.はタイヤを細いものにすることで転がり抵抗を軽減する。
そして3.はシューズをペダルに固定できるようにすることで
足を回す力を効率的に推進力に変換する…ということらしいです。

その1 ホイール

これがいきなり難関でした。世の中にロードバイク用のホイールはたくさんありますが、
ロードバイクのリアエンド幅は130mm、私のクロスバイクは135mm。



ここの幅が違う、ということです。
FX7.4はマウンテンバイクベースの自転車なので135mmになっているのですが、
じゃあマウンテンバイク用のホイールが使えるかというと今度は直径が違うのでやっぱり無理でした。

ロード用ホイールを買ってきて、2.5mm厚のワッシャを両側にかませる方法も検討しましたが、
前後のギアの中心線がずれることによりどんな影響があるか予想がつかなかったので断念しました。

しかしさらに調べると手組みという方法があり、ワールドサイクルで通販もしていることが判明。
手組みというのは、ホイールを構成する部品をバラバラに買ってホイールを組み立てることです。
もちろん自分ではそんなことできませんけど、これをオーダーメイドで作ってもらえる。
クロスバイク向けのホイールは一番下の段にある「TREKKING BIKE」の700c・リムブレーキ仕様です。
ここで選べるハブはDeoreXT,LX,Deoreの3種類。
どれも値段に大差はないので一番グレードの高いDeoreXTを選び、リムは超定番とされるMAVIC OPEN PROを。
スポークは少し悩みました。2.0と1.8の2種類があり、できれば軽い(そして細い)1.8を選びたいのですがなんだか不安です。
そこでワールドサイクルにメールで問い合わせてみると
私の体重なら問題は無いでしょうとの返答が数時間後に帰ってきました。よし、1.8で行くぜ!

通販とはいえ一応オーダーメイドですから、物が届くまで時間がかかるかなと思っていましたが、
部品の在庫があったおかげか注文から一週間で到着。意外と早かったです。

早速取り付けてみたところ、これは明確に違いがありました。
計量したわけじゃないけど、最初についていたBONTRAGERのホイールと持ち比べて明らかに軽い。
これは期待できそうです。

なお、リアエンド幅130mmのクロスバイクも世の中にはたくさんあります。
その場合はこんなに悩むことなくロード用ホイールを買えばすむので、念のため。


その2 タイヤ

FX7.4には32mm幅のタイヤがついています。一般的なクロスバイクは28mm、
ロードバイクは23mmがまあ標準といってよいので、やや太めと言うことになるでしょう。
タイヤが太ければ安定性と乗り心地が良い反面スピードが出ないので、これを25mmに変えることにしました。
25mmにした理由は、ロードと同じ23mmはやりすぎかな、という妙な自制心(?)が働いたからです。
ホイールまで交換していまさら何を、って言われそうですけど。
タイヤの良し悪しなんて判らないので、メーカーロゴが気に入ったサーファスにしてみました。
調べた範囲では、特に評判も悪くないみたいですし。

タイヤが細くなった分、悪路での振動は大きくなることを覚悟していたんですが、
それはあまり感じられませんでした。
ただ、段差で滑りやすくなったのは確かなので気をつけるようにしてます。


タイヤを替えた以上はチューブも替える必要があるわけで、こちらも購入。
これも良し悪しはさっぱり判りませんが、店頭でよく見かけるのでこれでいいや、と。

その3 ペダル

ビンディングペダルには、SPDとSPD-SLの2種類があります。
SPD-SLは靴底からでかい金具が出っ張っており歩きにくいですが、
ペダルへの固着力が高いのでスピード最優先の人向けです。
SPDはというとマウンテンバイク向けの規格で、山歩きをしたりすることも想定してか
金具があまり出っ張っておらず比較的歩きやすくなっています。
私の場合寄り道もしたいし店に入ることも多いので、SPDを選びました。

ペダルについては、なるべく普通のペダルっぽい外見のを選んでみました。
裏側はフラットなので、混んでる歩道や商店街を走るときはクリートをはずして漕ぐこともできます。
とはいえ裏は滑りやすくて漕ぎにくいんですよね。オマケみたいなもんだから仕方ないのでしょうが。

なお、このペダルはペダルレンチが使えません。取り外しはアーレンキーで行います。
そうとは知らずに買っちまいましたよ。どうしてくれよう。



そうそう、ペダルをはめ込む際にはグリスを忘れずに。
デュラエース(DURA-ACE)というのは、シマノの自転車パーツで最高級グレードです。
だけどそれ以外のグレードのグリスって見たこと無いような?
Tiagraとかのグリスってあるんでしょうかね、200円くらいで。


ちなみにSPDシューズの靴底はこんな感じです。

金具が地面に全く当たらない、というわけじゃありません。多少はあたります。
きれいな床の店なんかだと傷つけないように気をつける必要があるでしょう。


さてその効果は?

感覚的にですが、巡航速度で3~4km/hくらい上がったような気がしてます。
ちょっと条件がよければ30km/h出すのが苦にならなくなってきました。
もうひとつ、漕ぎ出しの加速がずいぶん早くなったと感じています。
これをどう見るかは人それぞれでしょうが、私としてはひとまず満足です。

いくらかかったかは、もう考えないことにしましたけど。

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