というわけで、今日は房総半島の紅葉スポットをいくつか回って来ました。
今日のスタート地点は君津駅。そこから南下してまずはもみじロードを目指します。

もみじロードというのは、ずばり県道182号線のこと。沿道に紅葉が点在しているのですが、あまり有名では無いようで人も車も多くありませんでした。

日塩もみじラインなどと比べると少ないのですが、沿道のそこかしこで紅葉がちょうど見頃でした。

これなんかいい色です。道路は割と走りやすく、紅葉スポットのくせに車は多くありませんでした。オートバイは結構多かったですけども。


こういう白っぽい岩肌は房総半島に多い地質なんでしょうか?あちこちで見かけます。
この道を走ってちょっと不思議だったのは、沿道にあったのは野菜の直売所くらいのもので、売店も食堂も道の駅もなかったこと。観光客を誘致しても金を使う場所が無いと経済効果は生まれないと思うんですが。
もみじロードを走り終えたら、次は一路東へ。いったん鴨川に出てから北上し、目指すは四方木不動滝と白岩。

が、その前に昼飯を食わねば。今日立ち寄ったのはこちらの名代亭。

オーダーしたのは、看板にも出ていた「おらが丼」。出てきた時は海鮮丼が2つあるのかと驚愕しましたが、左側の器は刺身盛り合わせでした。肝心の味はというと、ネタのほうは新鮮で文句なし。酢飯の酢がちょっと強すぎる感じがしましたが、俺は酢が苦手なのでそう感じてるだけかもしれません。

腹ごしらえもすんだところで、いったん海沿いの道に出ました。山もいいけど、こうして海を見ながら走るのもなかなか乙なものです。
しばらく海沿いを走った後、安房天津駅の脇、県道81号を北に向かって登っていきます。この道は時おり12%程度まで斜度が上がり、思っていた以上にハードな道でした。

そして目指すは四方木不動滝。県道からわき道に入るのですが、車1台通るのがやっとの隘路です。

これがその不動滝。一応展望台はありますが、あまり整備されておらず秘境感がかなり強いところです。残念ながら滝周辺は紅葉が終わっていました。

四方木不動滝を出て次にやってきたのが白岩。高い崖に紅葉が張り付いているようなスポットです。

この写真は橋の上から。全体は見渡せるのですが、迫力がイマイチなので、河原に降りてみることに。

聳え立つ崖を写真に収めるのが難しく、四苦八苦して取ったのがこの1枚。右下のお姉さんと比較すると、崖の高さがわかるんじゃないかなーと。ちなみにこのお姉さんも、写真の構図に悩んでいる様子でした。
さて、この次は粟又の滝に行くつもりで、いったん国道465号にでて東に向かい、養老渓谷にでる予定でした。ところが国道465号に到着すると道路工事で通行止め。養老渓谷に向かうトンネルが崩れて通行止めなんだそうです。
こりゃ無理か、引き返して帰るしかないかな・・・と思案していると、警備のおっちゃんが養老渓谷に抜ける林道があると教えてくれました。おっちゃんサンキュー、いってみる!

どんな道かとヒヤヒヤしていたのですが、10%程度の斜面がたまに出てくる程度で激坂という程ではなく、路面もそこまで荒れていません。林道としてはむしろ走りやすい部類でした。
いったん養老渓谷駅の近くに出ましたが、かなり混雑していたのでこの周辺のスポットに行くことは断念。まっすぐ粟又の滝に向かうことにします。

こちらがその粟又の滝。展望台からの写真です。滝というより急流ですが、かなり規模が大きく見ごたえがあります。
下のほうに遊歩道がありましたが、既に時間は15時過ぎ。暗くなってからのダウンヒルは避けたかったので、遊歩道は諦めて勝浦駅に直行しました。
神奈川の自転車乗りにとって、房総半島はまさしく近くて遠い国です。とはいえ走ってみると結構面白いところもあるし、急峻な山岳に疲れたときは房総の低山を走るのもよいかもしれないし、まあとにかく毛嫌いしないで一度行ってみると良いと思うよ!
