なにはともあれ、破れちまったモンはしょーがないので、今度はこいつを買ってきました。
軽量を売りとするL-100の330gをさらに上回り、276gという軽さを誇るSL-100。これだけ軽いと耐久性等に不安を覚える方もいるでしょうが、その点は全くの杞憂でした。既に10回以上使っていますが、破れる気配は全くなく、L-100と同じ感覚で使えます。
お約束の重量測定。左がL-100、右がSL-100です。恐ろしいことに公称重量と1gしか違っていません。
L-100と異なる点として、ホイールを固定するストラップがワンタッチで外れるタイプになっています。俺はこの機能は使ってないんですが、輪行袋から出すときに使い方次第で便利そうです。
また輪行袋を収納する袋、俺は「輪行袋袋」と呼んでますが、こいつがSL-100は明らかに細くなっています。重量だけでなく、ボトルケージ等への収納性を重視しているのでしょう。
・・・とまあ、ここまではポジティブな話をしてきましたが、このSL-100には「エンド金具を収容できない」という大きな欠点があります。
L-100やSL-100のように自転車を立てるタイプの輪行袋にはエンド金具が必要になります。SL-100の輪行袋袋は細いため、輪行袋を収納するだけでいっぱいいっぱいでエンド金具を入れる余裕がありません。L-100ではエンド金具ごと収納できましたので、この点でSL-100はL-100に明確に劣ると言わざるを得ません。エンド金具を持っていくためにバッグなどが必要になるし、エンド金具を忘れてしまう原因にもなります。
俺の場合どう解決したかというと、L-100の輪行袋袋が余ってましたので、こいつにSL-100とエンド金具を収納する事で解決しています。SL-100の輪行袋袋を使ったときに比べればだいぶ太くなるのですが、もともとL-100でもボトルケージに収まってましたので、何ら問題はありません。
さて。SL-100はオススメか?と問われれば答えはノー。やはりエンド金具を収容できないのは大減点で、たかだか数十グラムの軽量化の代償としては大きすぎます。通常のツーリングでそこまで軽量化にこだわる必要があるとも思えません。レースに出るならば数十グラムは大きいですが、輪行袋を持ったままレースに参加する人もいないでしょう。
というわけで、SL-100は使い勝手の面で難あり、が俺の結論。初めて輪行袋を買うという方にはL-100を推奨したいですね。
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かわ
Unknown
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