立門前と埼玉挺身隊事件（その1）

　これから書くことは、偶然と言うには、あまりにも奇遇なのですが、

この店・にび堂を始めた三年ほど前には、当店の真向かいの『旧・鶴川座』は、

『仮面ライダーＷ』のロケ地として、仮面ライダー詣でで、

カメラ片手にファンの方が大勢いらっしゃっていて、

まぁ、そりゃ～もう…　　それは、どうでもいいとして、

真向かいと言うこともあり、その当時、この『旧・鶴川座』について知っておいた方が良いと思い、

ネットの力を借りて、少し勉強をしてみたわけです。（※お客さまに、尋ねられるもんで…）

　現在は、ほぼ廃墟となった『旧・鶴川座』ですが、

明治時代後期に、『蓮馨寺』さんの境内に芝居小屋『鶴川座』として、

川越市民の娯楽の中心として、戦後頃まで親しまれていました。

つまり、当時は『旧・鶴川座』も当店のある場所も、『立門前通り』の一部は、

『蓮馨寺』さんの境内だったわけです。　　（※のちの、道路拡張と区画整理で分断）

そして、ここ『立門前通り』が、一番活気が有ったと思われる、

昭和８年に、未遂に終わった、『埼玉挺身隊事件』というものが、

この『鶴川座』と、『立門前通り』を巻きこみ起ったことを、

ネットで、偶然見つけて知りまして…、

まぁこの事件、詳しく書いていたら、長編ブログになってしまうので書きませんけど、

未遂に終わらなかったら、日本の歴史上、最大級のクーデターになっていたかも…（※歴史に『もし』はないのですが）

ただ、資料が少なく、あの松本清張の著書『昭和史発掘』に清張さんも書けなかったのですが、

この『埼玉挺身隊事件』をライフワークにして調べ上げ、著作物にした人がいらっしゃいまして、

　その人が、なんと、先週の月曜日にした法事でお教を上げていただいた、お坊さんだったのです。

そして、その著書を、送っていただけると言っていただきまして、昨日その本が届きました。



まだ読んでいないのですが、ノンフィクション小説は、好きなので、

一気に読んじゃう感じかなぁ～　



　明日は、お休みです。