久しぶりに、子供を連れて実家に帰省した。
天気が悪かったので、「B&G海洋センター」という隣町の市民プールに行くことにした。
母(64歳、♀)も初めてで、見慣れない道に母の運転はおっかなびっくり。
そもそもB&Gとは、
青い海(Blue sea)と緑の大地(Green land)という意味で、運営財団の名前らしい。
そんなことも知らない一行は、「B&G」とは、どういう意味だ?という話になり、
母は「そりゃ、ババァとジジィやろ」と。
母は、笑いを狙った風でもなく、
小雨降る中、ハンドルにしがみつくように、目をそむけず運転している。
「ババァとジジィの海洋センター」
ありえへんわ!
全然、平和とか最先端な感じがない。
「ババァとジジィの海洋センター」
どう考えても、それだけはないわ!
潜水艇とかあったら、絶対、乗らんし。
「ボルト締めるの忘れてた」、とか、ありそうだし。
「ババァとジジィの海洋センター」
なんか、じわじわ来る。
じゃぁ何か、略さず書くと、「Baba&Gigy海洋センター」になるのか。
ありえへんわ!と、一人悶々と、思い巡らしていると、
すでに、車内の話題は移り、母と孫の楽しい会話が続いていた。
僕が、「普通に考えて、Boys & Girlsやろ。」と言ったところ、
母は、「あんた、まだそんなこと考えとったんか?」
と一蹴。
ワイパーが時折強くなる小雨を払うように。。
何?この負けた感じ。
いやいや、「Boys & Girls」のが、ずっと溌剌とした感じ出てるでしょ。
略語が溢れる今日この頃、お年寄りでなくても、分かりにくいことは多い。
にしても、「ババァとジジィの海洋センター」は、ないわ。
ウッチー