このたび、くもん出版から絵本『やぶこぎ』が発売されました。
絵本作家のモリナガヨウさんとの共著です。
くもん出版の本の紹介ページはこちら。
私のフィールドである木津川河川敷の風景が、そのまま絵本になりました。
表紙の女の子のモデルは私です(笑)
河川敷でみられるいろいろな生きものが登場します。
また、河川敷の外来種問題や、樹林化などについても触れました。
あるようでなかった、初めての河川敷の科学絵本です。
ぜひご覧下さい。
お久しぶりです。
昨年から準備を進めてきた、小学生向けの環境教育の本ができました。
『今日からみんなで環境調査隊!未来のために身近でなにができる?』第1巻「学校で調べる」
畠 佐代子(監修)くもん出版 11月2日刊行予定
大学で環境教育学を教えるようになり、学生から「これまで環境教育を受けたことがない」
「環境問題が大変なのはわかるが、何をしたらいいかわからない」との声を多く聞きました。
また、
「(授業を受けて)自分にも環境のためにできることがあるとわかったのでぜひやってみたい
(or さっそく生活に取り入れた)」という声も多く聞いてきました。
環境問題を改善するためには、知識として環境問題を知っているだけでは不十分で、
環境問題を「自分ごと」として、自分にできることを考えて取り組むことが大切です。
実際には、学校で環境教育を受けているはずなのですが、こうした訓練ができていないために、
身についていないということなのだろうと思います。
学校の先生からも「授業の中で環境教育をどうやればいいのかわからない」という話を聞きます。
そうした声を受け、本シリーズでは、身近なテーマを題材に、子どもたちが実際にやってみて、
環境や自然について考える機会を提供することを目的としています。
全3巻構成となっています。第1巻「学校で調べる」では、学校で取り組みやすい観察や実験、
計算問題などを紹介しています。
第2巻「家で調べる」第3巻「地域で調べる」も順次刊行予定です。
ぜひ学校や地域の図書館などにリクエストしていただけるとうれしいです。
直前のお知らせとなりましたが、
本日(15日)18時半からのテレビ東京「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」の「絶滅危惧種を探せ」のコーナーに出演します。
お時間ありましたらぜひご覧ください。
2020年11月15日(日)18:30~21:00
テレビ東京「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」
*テレビ東京系列(テレビ北海道、テレビ愛知、テレビ大阪、テレビせとうち、TVQ九州放送)、びわ湖放送、奈良テレビ、テレビ和歌山でも同日同時刻放送予定
<番組HPより>
絶滅危惧種を探せ(京都)
体長6センチ、体重7グラム。日本一小さなネズミと言われるカヤネズミを大捜索!足元ではなく、草の葉の上にある巣を探すが、果たして貴重な姿は見られるか!?
取材の申し込みからロケハン、本番まで5日間という過去イチの強行スケジュールでしたが、
カヤセンサーがいい感じで発動してくれました。
出演者の中で私だけマスクをしていて、謎の人になってしまっているのですが(汗)、
まあ、主役はカヤネズミなので。
どんな感じになっているのか楽しみです。
直前のお知らせとなってしまいましたが、明日朝のNHK総合「さわやか自然百景」に
て、平城宮跡の自然が紹介されます。
草地の生きものがクローズアップされており、カヤネズミも登場します。
私はカヤネズミの撮影と取材に協力しました。
ぜひご覧ください。
【 NHK総合にて 】
2月16日(日)午前7:45-7:59
(近畿地方は別番組のため 2月23日 午前4:15~4:29 総合にて放送予定)
【NHK BSプレミアムにて 】
2月22日(土)午前8:15-8:29
【NHK BS4Kにて】
2月22日(土)午前9:30-9:44
2月23日(日)午前8:45-8:59
※放送はあくまで予定なので、大きなできごとなどがあると、直前に変更になることが
ありますのでご了承ください。
お久しぶりです。
来年はネズミ年ということで、ネズミにちなんだイベントが各地で開催されるようですね。
私もカヤネズミのシッポつながりの方々とこっそりとイベント企画チュウです。
多摩動物公園では、12月26日から干支の企画展
「ちゅう げっ歯類展──むちゅうになるおもしろいなかまたち PART2」
が開催されます。
楽しそうな企画なので、お近くの方はぜひ。
あと、先日SNSでお知らせしたのですが、おなじく多摩動物公園の干支の企画展
干支の講演会2020「人とねずみ あなたにとってねずみとは?」
については、すでに定員に達して募集終了となりました。
私もお話させていただく予定ですが、こんなに早々に定員に達するとは思わず、案内が間に合わなくてすみません。
令和になって、少し明るい話題も増えたように感じますが、各地での災害や事件など、心がざわつくことも多くありました。
この一年、自分の身辺には大きな変化はありませんでしたが、以前に比べてカヤネズミについての知見を求められることが多かったように思います。
カヤネズミの認知度が上がると同時に、生息地の保全についても関心が高まってきたと実感しています。これまでやってきたことが実を結んできたのなら、うれしいです。
新たな年が、皆様とカヤネズミにとって良い年でありますように。
少し早いですが良いお年を。