アンコールに関しては様々で、新たな曲をリクエストされることも、プログラムにある曲を再度聴きたいとリクエストされることもあります。
今日の演奏のリクエストは、
「先生の、純粋なピアノ曲の演奏が聴きたい。」との事、初めてそのようなリクエストを受けました。
内心かなり焦り、平静を装いながら
「クラシック曲でもいいですか?」と聞くと、「どの曲でもきっと素晴らしいと思います。」との事、
かなり焦りながら、zoom越しでも大丈夫そうな、時間も短そうな曲をとっさに選んだのが、この曲です。
バッハの平均律2巻のフーガd-moll。カタイ曲ですが、と前置きしてバッハの有名な曲をパラパラと弾いた後に演奏しました。
クラシックのアンコール曲も吟味、選曲して練習する必要があるなと実感、早速とりかかります。
アンサンブルオケでは、昨日次回候補曲の試奏が行われました。色々な問題があり、私にとってはかなり長い期間悩みましたが、話し合いが出来て良かったです。
私が却下したリースのピアノ五重奏曲、1楽章だけでももう一回向き合って魅力を探そうと思います。
6月に再び行われる試奏で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲3番を弾く予定なので、2台ピアノ版の楽譜を取り寄せます。
他に、リストのラ・カンパネラ、ベートーヴェンソナタ悲愴全楽章、ショパンのバラード1番、4番を弾いています。万人受けしそうで私も好きな曲を、自分のペースで練習しています。
「嬉しい経験も悲しい経験も、全てピアノの演奏においては糧になる」
大学で師事した先生の言葉です。昔の時に演奏した同じ曲のはずなのに、今弾くと、また自分の中での曲の世界や表現が変わっているところが面白いと実感しています。