台風

台風2号の影響か雨が降り続いている。あっさり温帯低気圧に格下げになったようだが風も強い。

かつて大島渚監督の「太陽の墓場」という映画があった。日本版ヌーベルパーク（新しい波）として脚光を浴びた。この映画は見ていないが最近の原発事故を見ていてふとこの言葉を思い出した。原子力は燃料の再利用が可能で永遠に燃え続ける第2の太陽と言われたこともある。実際使用済み燃料がプルサーマル計画として使用されている。しかし無くなるまで燃え続けるわけではない。放射能を含んだ燃えカスが残る。
今の世界の原発はまだこの処理をどうするか解決しないで稼働している。モンゴルに500メートルの穴を掘って埋める案まで言われている。それでも何万年も放射性物質を出すかもしれないと言われている。
トイレのないマンションを作るようなもんだと言っていた人がいたが、ことはトイレどころではなく生物の存亡にかかわることだ。