手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

ギターアンプを試す

2013年08月20日 23時32分16秒 | Guitar

 昨日は、眼の手術をして1カ月目の診察へ行った。経過は順調ということで、「普段どおりの生活を

しても良い」ということになった。その普段どおりとは、どれ位なのかということで「ジョギング」はOKかと

聞くと「OK」とのこと。「週一回のテニスは?」と聞くとそれもOKとのこと。ということは文字どおり

大抵のことはOKということだった。ただ、「今までのメガメが全部合わなくなったので、作り替えたい」と

言うと、「まだ手術した方の目の視力が安定しないので、それはまだ早い」とのこと。が、「雑誌を読んだり

パソコンを扱うのに具合が悪いので、それだけでも解消したい。それが無駄になるとしても今は、

格安で作ってくれる店もあるので」と言ったら、「暫定的ということであれば、いいでしょう」となり、

処方箋を出してもらった。

で、早速、格安メガネチェーンのJ*N*へ行ってみた。なるほど、安い。単焦点レンズだと40分後には

受け取れるとのこと。即、注文。純粋な遠視用メガネ(いわゆる老眼鏡)は初めて使ったが

確かに手元は良く見える。虫メガネを使う感じだ。本も文字がよく見える。

ということで、自宅に帰り、まずやりたいことということで、作りかけのギターアンプ(暫定版)を

仕上げることにした。というのも、手持ちの中で一番古い GIBSONのES-335と同じ頃に買った

JuggBOX oneという球のアンプが、最近は調子が悪くなった。かれこれ35年ほど使っているので

無理もない。VRを回すとガリ音が出るし、クリア・トーンが少しおかしい。高い音で歪っぽい。

元来、エフェクタを使わずに歪ませた時の音が良い音がするアンプなので、気にしなければ

それでもいいのだが、ごくたまに 音が途切れたりするので、どうやらコンデンサ系がおかしく

なっているのかも知れない。目のほうもなんとか普通の作業ができるようになったので、

本腰をいれてレストアしようと思った次第だ。

で、その暫定版のアンプの構成は 以下のような感じだ。

 12AX7(片chだけ) -- 6072(片ch) -- Tone回路 -- 6072(片ch) -- 6L6GC(シングル)

という構成だ。初段の12AX7はオーバードライブ用。

出力トランスは、手持ちのU808.ギターアンプには勿体ないスペックだ。トーンコントロールの回路は

FenderのTwin Reverbの回路を使用。

一応、組み上がったので、音出しすると、盛大なハム。ギターを繋ぐと ゲインオーバーで、

クリア・トーンが出せない。そのハムは6072(片ch) -- 6L6GCとの間で発生。6072の前に

メインVRを配置していて、それを絞り切ってもハムが出る。ま、だいたいギターアンプは電源が

プアだから、ある程度のハムやノイズは普通だ。電源にチョークを入れてやると解決するのは

わかっているが、ギターアンプには普通には プレートへ行く経路にはチョークを入れません。

音に関係あるとは思えないので、限られたスペースのシャーシなので、スペースが無いということと

コストのためだと思われます。まさか過渡特性に影響するからという意見もあるかも知れません。

何しろオーディオのアンプとは設計思想が違いますから。

では、ということで、6L6のスクリーンに行くB電源ラインのデカップリングを強化。

抵抗を1KΩだったのを5.1kに替え、ケミコン33μFを追加。これで3mほど離れるとハムは聴こえなく

なった。ギターアンプはこれ位で上等です。本物のTwin Reverbなどは、騒々しいライブ・ハウスでも

結構なノイズが出てますから。ということで、入力ショートで電源を入れ、VRを上げて行くと、

ピーー、ギャー という盛大な音が出て発振。出力トランスの極性が合わずにNFを掛けたせいかと

おもいトランスの結線を替えるも解決せず。どうやら純粋に発振しているようだ。

ということで、これはゲインがかなりオーバーしていると思い、2段目の6072を 12AU7に交換。

これで、発振らしき不安定の状態も回避できた。

このアンプに、先日、入手した PRSのCE(アーム無しのストップ・テールピース)タイプを

繋いでみる。クリア・トーンも良さそうだ。VRを上げて歪ませても何とかなりそうだ。

さすがに夜も遅いので、フルパワーは出せないので、音についての評価は明日やることにしよう。

 

 


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