手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

ギター改造 Moon編 その1

2016年09月15日 00時39分47秒 | Guitar


ギター改造 Moon編 その1

 PUを外したり取り付けたりしていると、外したものの処遇を考えなくてはならない。そのままジャンク箱行きとなるものもある。
出来るだけそうならないように、有効活用を心掛けている。
 その活用先にもってこいのギターが Moonのストラトだ。
 Moonというギターは昔から興味があった。いわゆるFender JapanやGRECO、IBANEZのようなメーカー製ではなくて
工房で造られていると聞いているからだ。で、その中でも比較的ポピュラーなポジションにあると思うのが
製造はPGM、ブランド名は MOON というギターだ。
 これも昔、入手したことがある。最初に入手したときは、いつも言うことだが、良さがわからず 何となく
「重くて」「地味な音」という受け止め方だった。結果的には私の手に負えないと、すぐに手放した。
それから数年して、少しはギターのことが分かり始めたかなと 再度、MOONを入手してみた。
 が、これまた無知で、そのギターは 「フロイドローズ(Floyd Rose)」搭載のモデルだった。
私は、全くアームを使わない(使えない)ので、行きつけの楽器屋にフロイドローズを取り外して 普通の
ストラトの様に出来ないかと相談したが、ネックの仕込み角度が違っていたりして 止めた方がいい、ということに
なり手放した。

 そういう苦い思い出がありながらも、やっぱり工房系のギターは気になっていた。
4-5年前だったか、オークションで やたらと安い金額で出品されている MOONを見かけた。
説明を見ると、成程、買い手が付かないはずだ。ボディが加工されている。元々シングルPUを3個載せるように
キャビティが造られているのを、強引に削って(それもかなり粗い)、ハム・バッカーのPUを載せるように
改造されたいた。見るからに素人の加工と分かった。

 が、こういうのを私は全く気にしないので、信じられないくらい安く手に入れることが出来た。

<< 入手した当時の画像 >>

 



  このギターに付いている PUが GibsonのClassic57.

ボディはやたらと重い、Les Paulよりも重い。が、ネックがとても良い。指板はローズ・ウッドだと思われるが、
色がかなり黒い。まさかエボニーではないだろうが、とにかく弾くときの安定感が素晴らしい。が弾き易いかというと
ちょっと違う。懐が深いというか、弾き手の技量が試されると言ったが良いかも知れない。
とにかく安定感が抜群のギターだ。

ストラトの恰好をしているが、音は普通のFenderのストラトの音とは全く違う。シングルPUを付けてもFender系の音にはならない。
音が太いのだ。 用途としては、やっぱりセッション・マンが使う、オール・マイティーのギターなのだろう。

手持ちのギターの中では 一番、遊び甲斐のあるギターだ。


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