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久しぶりに、世界遺産の日光の社寺に行ってきた。
華厳の滝には数年前に行ったものの、社寺は小学校の修学旅行で行ったきり、ご無沙汰になっていた。
そもそも小学生の頃は、日光の社寺には、まったくもって興味はなかったので、どこへ行って何を見たのか、それこそまったく記憶にない。
今回の同行者は呑友S氏。
青春18きっぷを使って、40代と50代のおやじ二人で、日帰り貧乏旅行を決行してきたのだ。
1枚の青春18きっぷを使って、二人が別々の駅からスタートする場合は、不正乗車防止のため、一度、改札の外で合流し、二人揃って改札を通らなければならないルールがあるので、東京駅改札外で待ち合わせをして日光へと向かった。
この日は、18きっぷの使用期限だったので、明らかに、賞味期限が切れる前に喰っとかなくちゃ的な人たちが、日光線内に多く見受けられた。まあ、おやじ二人も同類ですがね。
久しぶりの日光、イヤイヤ、過去の記憶が無いので、初めての日光と言っても過言ではない。
ひとことで言うと「荘厳」
とにかく、何から何まで、あっちもこっちも彫刻だらけ。
当時の日本の彫刻師を、全国津々浦々からかき集めて彫ったんじゃないかと思うほど、そこかしこに細工が施されている。
今、家康がこの地を訪れたなら「んっ、家光、よくぞここまでやってくれた」と仰せられるのではないだろうか。
<三猿と眠り猫は改修中であり、写真はレプリカ>
<分かりづらいが、眠り猫の裏にある雀>
3時間ほどかけて日光の社寺を回ったが、修学旅行と思われる小学生軍団があちらこちらに。
爺が小学生だった時と同じく、興味をもって見学しているのは、ほんの一握りであろう。
数年後、数十年後には、日光の社寺での思い出は消えてしまうんじゃないかな。
爺が小学校の修学旅行で行った日光の思い出として、覚えていることはただ一つだけ。
夜、こっそりと、みんなで酒盛りをしたことぐらい。
小僧の頃から、酒呑みの下地があったというのが恐ろしい。