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どっくんのひとりごと

酒呑みの翁の日常の出来事                 

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お別れ

2021年12月12日 | Weblog

オッキョバとお別れの時がやってきた。
オッキョバとは、大きい伯母のことであり、4姉妹の次女である母の姉である。

高齢者住宅に一人で住む伯母は88歳であるが、毎日のように川崎駅前に出かけたり、雨の日は住宅の4階まで階段の上り下りをして、足腰が弱らないよう心掛けていた。
囲碁の名人であり、若い頃はプロになることを薦められたようだが、当時は女流などいない時代だったので、お断りしたらしい。
伯母を知る爺の会社の先輩社員は「あの人には一度も勝てなかったよ」と頭をポリポリかきながら話をしていたことを思い出した。
毎日新聞を読み、新聞に掲載されている難解パズルやクロスワードパズルが好きで、答えが分からないと爺に電話をかけてくることもあった。
コロナ前は、爺と女房と伯母で宿泊旅行にいったり、日帰りバスツアーに参加したりしていた。

117日に会った時は、帯状疱疹がお腹と背中に出て、痛痒くてたまらないと言っていたが、それ以外はまったく元気そのものだった。
コロナも落ち着いてきたから、帯状疱疹が治まったら、食事に行ったり、旅行に行こうね、と別れてきた。

126日、兄からメールが来た。
「オッキョが亡くなった」
絶句である。あんなに元気だった伯母が・・・

5日に、2番目の孫のお食い初めをした日、孫を一目見せようとオッキョに電話をしたのだが、電話に出なかった。
天気も良いので、また川崎駅前に出かけたかな、と思っていた。女房殿も娘もそう思っていた。
が、その時はすでに亡くなっていた。

6日朝、新聞がポストに溜まっていたので、新聞配達の人が高齢者住宅管理者に連絡して、亡くなっていることが確認された。
どうやら、4日に亡くなったようだ。
その前日は、別の叔母が食事を共にしたと言い、その時は背中が痛いと言っていたが、いつものように笑顔で会話をしていたと言う。
体調があまり良くない母親にそのことを告げると、やはり絶句し、最後のお別れに行けないことが不甲斐ないと涙を流した。

本日、お別れ会を執り行い、オッキョは天国へと旅立っていった。
長い間お疲れ様でした。今まで本当にありがとう。
そう自分に言い聞かせているが、あまりにも突然の出来事であり、しばらくは、このお別れを受け入れられないかもしれない。

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2 コメント

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Unknown (ゴッチのスープレックス)
2021-12-25 22:42:15
kazzdokkさんの旅行に伯母様がご一緒というお話しを何度も伺っていたので、一度もお会いしたことはありませんがとても親近感を抱かせて頂いていました。ご冥福をお祈りいたします。
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Unknown (kazzdokk)
2021-12-26 09:13:00
ありがとうございます。
笑点を見に行った時、チラ見してるかも。
返信する

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