「八幡の藪知らず」という言葉をご存知でしょうか。
yahoo辞書で調べると、千葉県市川市八幡にあった竹藪は、一度入ると出口がわからなくなると言われたことから、出口がわからないこと。また、迷うことのたとえ。と書かれている。
また、Wikipediaを見てみると、古くから禁足地とされており、「足を踏み入れると二度と出てこれなくなる」という神隠しの伝承とともに有名である。と記載されている。
何とも恐ろしい場所ではないか。まるで、「千と千尋の神隠し」みたいではないか。
怖いもの見たさで、本日、その八幡の藪とやらに行ってきた。
新川崎駅から総武線快速上り電車で市川までで行き、普通電車に乗り換え、本八幡駅で下車。駅前はまったくもって普通である。
駅から千葉街道まで出て、右に曲がって数百メートル歩くと市川市役所の斜め前にその藪はあった。藪は以外に小さく、横幅15メートル、奥行き7メートル程度だろうか。ただ、街道沿いの開けた場所であるにも係わらず、この一角だけ、孟宗竹がうっそうと茂っている。
正式には「不知八幡森(しらずやわたのもり)」と言い、そのほぼ中央にひっそりと「不知森神社」が設けてあり、森の左端には、この森のことを記述した立て看板が設置されている。
それを読んでみると、入っていけない理由は・・・
・八幡宮を勧請した旧地である。
・大和武尊が陣所とした跡である。
・貴人の古墳の跡である。
・平将門の家臣が泥人形となった場所である。
・平貞盛が陣を敷き死門を残した場所である。
・放生池の跡地である。
また、かの有名な、水戸黄門がこの藪に入り、神の怒りに触れたとも書かれている。
(あれ、神隠しには遭わなかったのかな?)
いずれも何がしかの祟りがあるというものらしいが、禁足地になった本当の理由は、正に藪の中である。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます