放浪の旅

酒に酔って、放浪の旅をすることがたまにある。

吉祥寺で呑んで新宿まで歩いたり、鎌倉まで乗り過ごし、東戸塚まで歩いたりしたこともある。
また、どこだか分からない場所からタクシーに乗ったり、見知らぬ駅の漫喫で朝を迎えたこともある。
安い居酒屋で呑んで、とんでもない出費があると、とても悲しい気持ちになるのだが、これが中々治らない。

先日の3月25日に先輩の送別会があり、酔い潰れないよう意識してハイボールを控え目に呑んでいた。
そこそこ時間が経過し、別の先輩から「まぁ、日本酒でも」とお銚子を傾けられる。いつも呑みに誘ってくれる先輩からの酌をお断りするわけにもいかず、グビッと。
グビッと、グビッとやっているうちに、意識が朦朧としてきた。

お店を出たのは覚えている。その後、どこだか定かではないが、あちこちの駅を行ったり来たりし、途中「タクシーに乗ろうかな～」と思ったが、時計を見て踏みとどまった記憶もある。

スイカの乗車履歴を印字して、その日の行動を振り返ってみよう。
場所は特定できないが、都営荒川線に乗り巣鴨へ行った記録があり、その後、地下鉄に乗って水道橋へ。水道橋から代々木に向かい、そこからは定期券での乗車となっている。
また、乗車履歴以外からの情報として、スマホのメール履歴を見ると、水道橋駅から娘3号宛にメールを送信しているし、財布には東京駅のキオスクで買ったワンカップ大関のレシートが入っている。

ん～、しらふでは有り得ない行動をしている。
一度、動画撮影可能なアクションカメラを取り付けて、酔った時の放浪記録を残しておきたいものだ。