チェキとは、FUJIFILM社のインスタントカメラである。
爺が持っているチェキの正式名称は、「instax mini 10」というもので、10数年前に女子高生の間でブームになった頃に買った初期型のもの。
今では種類もこんなに豊富であり、女子に根強い人気があるようだ。
今日は久しぶりに、本当に久しぶりに、このチェキを持ち出すこととなった。
もう何年も電源すら入れてないので、動くかどうか多少不安もあったが、ビックカメラで電池を購入し、スイッチを入れると、沈胴式のレンズがジジーという音と共にカメラ本体から飛び出してきた。
おぉー、ちょっと感動。
チェキを持って向かった先は、30代の横浜勤務の時と、40代の神楽坂勤務の時の2回、直属上司であった方の送別会会場。
会の中心は、神楽坂時代の30代・40代の女性社員。
爺がチェキで写真を撮りだすと、「懐かしい~」「結婚式に二次会みたい」と、昔を懐かしむ声。
カメラ上部から出てきた名刺大の真っ白なフィルムに、ぼんやりと人物が浮かびあがり、少し時間が経つと、それなりの写真になる。この写真の余白部分に油性マジックで、個人個人のコメントを書いて、会の終わりに上司に手渡すという趣向である。
実は、横浜勤務時代にも、上司の送別会で、この手を使って大いに喜んでもらったので、柳の下を狙ったのだ。
皆が、チェキで写真を撮り、コメントを書いているのを見た上司は、爺にこう言った。
「さすがカメラ好きは、珍しいものを持ってるな。こんな写真もあるんだな」
あら?
私は仕事がらみか、友人のポラロイドでちょっと撮ったことがあります。
インスタントカメラはその場で写真の現物を人にあげることができるのが最高のイベントになりますね。
でも、もらってもどこかに亡くしてしまうのも、よくあることですが・・・(笑)
その時一緒に買ったフィルムが未だ冷蔵庫に入ってますが、もうダメかもしれません。
試しに使ってみようかと思います。