ケイの闘病や介護録

病気の記録や家族の介護の記録など

私が同居するまでの事 3

2022年03月03日 | 兄の介護

兄の小学生時代、てんかんの発作で倒れることはあったけれど

学校にも結構通え、珠算教室にも行けるくらいだったそう。

兄が小学4年生、夫が小学1年生の時に父が脳出血で突然他界。

兄の発作が徐々に増え、感情の起伏も激しくなり攻撃的になる事があった。

中学生の頃にはそれが原因で何度も入院を繰り返し

病院からのすすめで障がい者の施設にやむなく入所をする。

しかし突然の環境の変化についていけず、

食事が摂れなくなりやせ細った兄は帰って来た。

その後、薬がよくなったのか病院を替わったことがよかったのか

その後は1~2回入院したが攻撃性も少し落ちついてきた。

夫が成人し兄の精神状態が悪化しても、かなり抑えることができた事も

入院を回避できた理由と思われる。

長年、兄が在宅生活を続けることができたのは

父の代から自営で、夫と母が常にそばにいて介護を続けた賜物だと思います。

 

 

 

 

 

 

 


兄の障がいについて 2

2022年03月02日 | 兄の介護

亡き兄の障がいの状態について説明します。

兄は出産時、産婆さんによる自宅出産でした。

昭和31年、この時代この辺りは皆がこのような出産だったそうです。

難産で脳に傷がつき、首がすわるのも遅かったと母が言っていました。

てんかん発作も起こすようになり、所かまわず意識を失いバッタリと倒れる。

兄の頭には沢山の傷がありました。

てんかんが元で精神遅滞・機能性精神疾患もありました。

療育手帳・障がい者手帳ともに一番重い認定です。

歩行やトイレに行くことや食べる事などは見守りがあれば殆ど自分で出来ました。

成人をすぎ中年になると行動が何とかできても、

正しい判断ができず危険が伴う為

日常生活でも見守りや介助・誘導が必要でした。


障がい者福祉と介護保険の狭間 1

2022年03月01日 | 兄の介護

兄は2020年4月に64歳で他界しました。

障がい福祉サービスを利用しながら在宅生活を送っていましたが

誤嚥性肺炎を繰り返すようになり体力が低下し

在宅生活が困難になり施設入所を検討しました。

しかし、受け入れ先が見つからず大変な思いをしました。

結果として、介護保険に切り替え介護保険サービスの施設に入所しました。

介護保険サービスは65歳以上が対象ですが

40歳以上であれば病気によって介護保険サービスを利用できます。

兄の場合、その対象になりました。

先日、新聞で障がい者のグループホームでの高齢化問題が記事になっており

私達が体験したお話をする事で何方かのお役に立てればと思い記事にする事にしました。

文中の兄は、夫の兄で私の義兄になります。

ブログ記事にする事で何方かのお役にたつならと夫も同意してくれました。

 

 


うつ病・原因と再発予防 20

2022年02月28日 | うつ病

うつ病の原因と再発予防

 

うつ病の原因

本を読んだり、精神科医のyoutubeで学んだ結果、私なりの解釈をお伝えします。

(あくまでも私なりの解釈なので違う意見もあると思います)

うつ病とは脳がセロトニンを作らなくなる脳の病気です。

俗に言う「心の風邪」とは違います。

なので専門医の治療が必要です。

そのうちに治ると思ってほっておくと悪い状態が治りにくくなります。

「病状の固定化」と言うそうです。

セロトニンが出ない。それが原因ですが何故セロトニンが作られなくなるのかは不明だそうです。

ストレスが関係しているとは言われています。

 

再発予防

現在の私の状態は寛解と言います。

うつ病は再発する事も多く、完治とは言わないそうです。

再発予防の為には出来るだけセロトニンが出る様に心がける事が大切です。

・朝日を浴びる

・散歩をする(一定のリズムで体を動かす)

・セロトニンが出やすい食品(ビタミンB群等)を食べる

・生活のリズムを崩さない

これを続けています。

 

30代の頃、大きな出来事があり精神的ダメージが強くて

半年くらい食欲が落ち眠れない日々を過ごし体重も10キロ落ちました。

でも、あれはうつ病とは違います。

うつ病は、体が鉛の様に重くて動きたくても動けませんでした。

頭も毎日、霧がかかったようにボーっとして

一瞬でもすっきりする事はありませんでした。

食欲がない、と言う程度の物ではなくて

食べ物が喉を通らなくなりました。

水分まで通らなくなりました。

感情はなくなり何も感じない。

何故だか、体のあちこちが痛くなる。

これがうつ病でした。うつ病は怖いです。

なのでセロトニンを出します・・・(*^_^*)

 


うつ病・最後に伝えたい事 19

2022年02月25日 | うつ病

今、思う事
うつ病って甲状腺がんになった時より辛かったです。
どうなっていくのか分からない不安、訳のわからない体の痛み、
感情までなくなった時は人格まで変わるような恐怖を覚えた。
苦しかったけれど、回復して思う事は、うつ病の辛さを知り
共感できることが増え人としての優しさに少しは深みが増したのかも。
夫の優しさにも感謝の気持ちで一杯です。


最後に
うつ病になってから、苦手な事はやらないと決めました。
避けて通ります。
物忘れも増えたように思いますがケセラセラと気にしません。
最初から覚えようとせず、必要な事はメモします。

うつ病の真っ最中で辛い思いをされている方がおられたら
時間はかかるかもしれませんが、きっとよくなりますよとお伝えしたい。
嬉しい、楽しい、美味しい が戻って来る日が再びやって来ますよ。