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「月」って映画の話

2024-10-19 12:10:39 | 日記
一時期話題になっておりました。

ネタバレ含む、私の感想です。

相模原障害者殺傷事件を題材に描かれた話だそうです。
身につまされる話よ、内にも認知症の母と知的障がいの子がおるからね。

凄く日常よ。

内の病院もケアミックスになってからは、日常的に認知症の年寄りに振り回されるもの排泄介助も糞便を撒き散らす放尿どころではビクともしないメンタルになりました。

強制的に入れて、垂れ流す経管栄養も。
日常よ、経口摂取が難しくなれば経管に経管が無理なら高カロリー輸液にと栄養補給手段が変わるだけの話…。

意味も無く声をあげ、言葉が通じない。

心ありますか?

そんなに深く考え無い事が自分を守る手段よ。サポートが必要な人のサポーター、サポーターとしてあなたは世の中に必要であり必要不可欠な存在なんだと思う。

生産性が無いって誰が決めたのよ。

障がい者ビジネスは障がい者が居ないと成り立たないじゃない。

ビジネスって言ったら下世話に聞こえるけど、事業所も施設も世の中に沢山あるワケさ、皆そこで収入を得て暮らしているんだから立派に貢献出来てるよね。

障がい者が居なければ、そこに費やされる税金は安くなりますか?

そんな単純な話じゃないよね。
居ようが居まいが税金なんて年々上がるのさ、物価と同じ。

さと君は何を変えたかったんだろう。

殺す事で解決出来ると思ったんだろうか?終わらない日常、堂々巡りで自分を見失ってしまったかの様な描写だったけどね。日常を終わらせて、世の中の救世主になりたかったのか。

そもそもの犯人を美化してる様で嫌悪感が沸いたけどね。

障がい者を物の様に扱うスタッフにもイラっとしたけど、そこ迄割り切らないと成り立たない施設の体制に問題があると思った。月収17万は駄目だろう。夜勤ありきで終わってるよね。

世の中こう言う仕事って沢山あるのさ。
割に合ってない収入格差な…大変な事に全く割かれない現実な。

さと君が普通にホワイト企業で働いていたなら、殺人者にはならなかったよね。

当事者しか知り得ない葛藤が招いた事件なのよ。

この映画の主人公は宮沢りえなんだろうけども、一番光ってたのは高畑淳子だったね。

きっと私が障がい者の母として、同じ立場で共感しただけだろうけど、手に負えなくて施設に預けたにせよ。我が子は可愛いのよ、掛け替えの無い我が子よ。

預けっぱなしだったじゃないって施設の人は思ったかも知れない…預けるには預けなければならない事情があるんじゃない?我が子をほったらかしにしなければ保てない葛藤とか。

背負った十字架を背負い続ける苦痛は当事者しか分かり得ないものね。

高畑淳子、良かった。
あの人本当に良いよね、いつもはまり役よ。上手いのよ大袈裟な位が丁度良いって間の取り方とか勉強になるわ。

私は女優では、無いけど。

人生は楽しんだ勝ちだと思ってるので、どんな逆境も課せられたミッションよ。

時々愚痴を混ぜながら楽しく生きて行こう、私らしく。




そう染々思った。そんな映画だったわ。