鶏口舎(けいこうしゃ)な日々

木彫りとレジンで招き猫やお地蔵さんなどを制作している「鶏口舎」です

樹齢1000年の台湾檜を彫る

2015年12月18日 | 木彫の話し(道具や材料、木材について)

来週から、一点ものの作品を彫ります
ひとつは樹齢1000年の台湾ヒノキでねこ法師を彫ります

この材はピノッキオさんからサンプルでもらったものを彫り、
感動しました!
夏くらいから、ずっと作りたいと思っていたねこ法師です
ピノッキオさんが書いてくれた台湾檜の説明文はこちら↓
http://mogura-no-mogu.blog.so-net.ne.jp/taiwan-hinoki


この台湾檜から感じたものは、霧のかかった山々です
山の中腹より少し上くらいから、霧のかかった山を見下ろしている
イメージです
静かだけど、少し荒々しい山みたいです
そして、いつも側にいた大きめな動物の気配を感じます
鹿くらいの大きさの動物です
その山で、みんなにとても大事にされ、敬われていた
木だったような気がします


柔らかく、すごく粘り気があるヒノキです
ものすごく彫りやすいです
小さいものを彫るのには、最適な材です
木目も色味も本当に素晴らしいです


巡り巡って、私の手元にこの大きさのものが数本来ました
今後、手に入れる事はできないでしょう
大事に使います
ねこ法師以外には、犬張子と招きねこを作ります
ねこ法師は通常のものに比べる高くなりますが、
このような銘木を使って作る作品の中では、
手に入れやすい価格です



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