私、「ああ、今日のお昼、喫茶店でお会いしたWさんですね!」
Wさん、「いいえ、違います。合気道の件で、初めて電話しました。明日、体験入門したいのですが・・。」
本業が営業職である私は、この日、名刺交換をして、商談をし、後日、電話を入れると言っていた方が、たまたまWさんと同じ苗字だった為、ついつい、営業口調で応対してしまいました。
そのWさんが今日は体験入門されました。
30代半ばでトライアスロンをやっているということで、実に精悍な顔立ちのスポーツマンでした。
”力はいらない、女性や子供など、非力な人の護身術に最適!”と常にアピールしている京築合気道研究会なのですが、なぜか屈強な人ばかりが集まって来ます。
”強い合気道家集団を作りたい!”という私の思いが伝わっているかのようです。
今日の稽古は、そのWさんも参加で、各種護身術、呼吸動作、呼吸法と一通り体験してもらい、来週からは正式入門ということで、また、私達の同志が一人増えることになりました。
Wさんへ一言。
私は全身全霊をかけて、私の理想とする実戦的な強い合気道を完成させると共に、合気道のすばらしさ、魅力を伝えていき、京築合気道研究会の道場生のみなさんと共に成長し、発展させていきたいという情熱だけは、誰にも負けません。
これから永い付き合いになると思いますが、合気道がんばってください。
そしてWさんの入門、心から歓迎いたします。
さて次に、京築合気道研究会、入門生第一号でもある野上哲平くん、おみやげのお菓子の差し入れありがとネ!
みんな喜んでいたね、おいしかったヨ!
今日の稽古は、哲平くんの希望で小手返しの習得を中心にしました。
ほぼ、GOサインが出せるところまで習得できたのではないかな?
哲平くんが、自信が持てるようになるまで、何度でも稽古しましょうね!
そして、話題は変わりますがDKさん。
明日のMRI検査、心配なことと思います。
DKさんは脳腫瘍手術から今年初めに退院し、頚椎の一部をとり、後頭部の頭蓋骨に5センチの穴が開いたまま合気道をされています。
半年毎に検査をしており、明日が、その検査日なので再発を心配し不安そうでした。
合気道と関係が深い中村天風先生の本は、DKさんも熟読しているのでご存知でしょうが、復習を兼ねて、中村天風先生の著書「成功の実現」の中から、心身統一法の語録を抜粋して紹介します。
「観念要素の更改」
潜在意識の中の消極的な観念を掃除しよう。
消極的な観念が充満すると「感応性能(サジェスティビリテート)」が狂ってしまう。
狂うと肝心の意思力がでなくなる。
そうなると、考えたらいけない事を考えたり、悲しまなくていい事を悲しんだり、怒らなくていい事を怒ったりというように、事柄から心の方が左右されて心を自由にできなくなってしまう。(神経過敏になってしまう。=些細な事で腹がたったり、泣いたり。)
「観念要素の更改」の方法とは、夜の寝際に昼間の消極的な事を思い出さない事。
なぜなら、夜の寝際に考えた事は潜在意識に刻印されてしまうからです。
潜在意識は実在意識に同化してしまいます。
「自己暗示法」
毎晩、寝がけに鏡の自分に向かって「そんなの心配ない。」、「お前は信念が強くなる。」と暗示をかけなさい。
”信念に寝て、信念に起きて、信念で生きる。”
最後に特別の心がけとして、
自分の感覚や感情を自分以外の人が感じているように、客観的に考えなさい。
病気の回復が早くなります。
”病は忘れることによって治る。”
「我は霊魂と言う一気体なり。」
心も体も道具である。
まとめて一つにして使うことが、心身統一の根本原則である。
私達は、合気道を通じ、心と体のコントロールを修行しています。
しかし、DKさんと同じ立場に立つと、誰しもDKさんと同じく不安な気持ちにさいなまれることでしょう。
中村天風先生の教えを思い出すことで、少しでも不安の解消に役立てることができればと思います。
明日、結果わかり次第電話くださいね!
ところで昨日の商談中の、同じ苗字のもう一人の方のWさんですが、今だに電話がありません。(笑)
DKさん、今晩は、私が「観念要素の更改」を実践してみせましょう!
商談が破談になったなんて、間違っても、消極的な事を考えないようにして、寝床につきますね。(笑)
おやすみなさい。
(”京築合気道研究会”は2007年1月13日より、道場名を”合気道 真風会”へ変更致しました。)
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