以前のブログにも書いたが
私の職場には無言を貫く女の子がいる
まだ20代
たまたま昨日、彼女と同じ時間帯に休憩時間に入った
自販機とシンクと大型冷蔵庫とポットとレンジ、トースターが置いてある休憩室
私は家から持参したお弁当や冷凍食品を温めて食べる事が多い
彼女は自販機で売ってるパンを食べる事が多かった
もちろん無言を貫く彼女を私は少し苦手なので彼女とは別のテーブルで食事を取る
11時過ぎると、食品工場で作りすぎたお惣菜をパックに入れて、100円で販売するものが休憩室に置かれる
その日、自販機のパンはなぜか全て売り切れ
当然、彼女は100円で海苔巻きや玉子焼きを買うことになる
彼女は私と少し離れた隣のテーブルに座っていた
彼女はお惣菜を3品購入して、それをテーブルに置いて、スマホをいじり始めた。
私はふと、お箸がないから困ってるのかな?と思った
休憩室の隣はテストキッチン室。
割り箸が何本かストックされていた。
出入り自由なので、私は、テストキッチン室に行って、彼女のために割り箸を持ってきた。
なんと言って彼女に渡そうか少し考えた。
「〇〇さん!良かったら、これ使う?」
私はそう言って彼女に割り箸を渡した。
いつも無表情の彼女が少しだけ笑って
私から割り箸を受け取った。
少しだけ気持ちがほっこりした。
彼女の笑顔が見られて、午後は爽やかな気分で仕事ができた。
ちょっとした優しさは、人のこころを平和にする。