和也のメール内容に恐怖を 感じた。
私は前職で仲の良かった5才年下の麻衣子の携帯に電話した。
麻衣子には和也との事をLINEで話しをしていた。
和也はメールがマメな男なので 麻衣子にLINEするときは
和也のことを「マメ男くん」と呼んでいた。
「麻衣子ーっ どうしよーっ!!!マメ男くんから 呼び出された!」
麻衣子はご主人の車に乗っているようだった。
「呼び出されたんですか?」
「そうなの! 行きたくないんだけど 何と断ればいいかな?」
「これから予定あるから行けないと言えばいいんじゃないですか?」
「うん・・・。でも 絶対にプライベートでは会いたくないから正直に言うわ」
「そうですね・・・。そのほうがいいですね」
「ごめんね。突然、電話して」
「いえいえ、大丈夫ですよ」
麻衣子との電話を終えて 私は和也にLINEした。
「川村さん、ごめんなさい。プライベートで会ってしまうと お互いにイヤな思いをします。私は川村さんと会えません」
数分後 和也から返信が着た。
「そっか・・・・。残念だけど 仕方ないね。ごめんね。」
翌日 私はドキドキしながら出勤した。和也は私と出勤時間が同じ。
私は野菜倉庫から必要な野菜をコンテナに入れて倉庫出入り口のドアを
開けるとドアの近くで 和也が空のダンボール箱を崩していた
「おはようございます」私から挨拶した。
すると和也は・・・・・・・・・
「おはよう、昨日はごめんね」と私に言った。
「い、いいえ、私の方こそすみませんでした」私は野菜の入ったコンテナを押しながら、そう和也に返事した。
なんだか胸の奥がチクッとした・・・。