地方新聞の愉しみ

先週末は、義父の誕生日祝いということでしばしの帰省をしておりまして、帰りに八王子駅に立ち寄ったら、あれ嬉しや、キオスクに山梨日日新聞が並んでいたのでつい買ってしまいました。

こうした地方新聞は好きですね～。
地域ごとのニュースはネットでは実に追いづらくて、地域ごとにページを割いてくれる地方新聞がとてもありがたいし、なによりその地方に出かけた時、全国紙だと地域版はよくて１ページ、その中で地域ごとのニュースをごった煮で載せているから、各地域ごとのニュースの濃さは、どうしても地方新聞にはかなわない。
旅先で売店やコンビニで売っている地方新聞を開くと、その瞬間に訪ねた地域の扉を開いたような気がして、いつも新鮮な気がするんですよね。
まあ、かといってこれが秩父に出かけた時に埼玉新聞とか、水戸に行ったからといって茨城新聞をいちいち買うかと言われたらそうでもないんですがねｗ
カシオペアに乗ったときに、函館で積まれた北海道新聞に触れた時は、ありゃよかったですね。これから北海道に触れるんだ。どんなニュースが待っているのかと、新聞のにおいからして違うようなきがしたものｗ

そんなこんなで、八王子からの帰省帰りの特急車内で、山梨日日新聞を紐解いてみました。
っつーか八王子から新宿まで特急かｗ
そらもう２択ですよ。新宿まで特急を使うか、快速で東京へ行ってから総武快速のグリーンをおごるかｗ

季節も新緑が近いいい季節。
地域版は各地域で行われた少年野球の詳細な結果が目を引きますな。
こうした各地域ごとに行われるスポーツイベントは地方新聞の生命線ともいってもいいコンテンツで、わが子が活字になれば親御さんはうれしいし、お子さんにもまたとないいい記念。
新聞を額縁に飾る親御さんもいるんでしょうな～。

ざっと目を通したところ、目を引くのは少年野球の記事くらいで、残念ながら興味を引くような記事には出会わず。
こうした記事の出会いの当たりはずれはまあまあ致し方ないところ。
サッカーファンの皆様方には、ヴァンフォーレ甲府の試合詳報が掲載されておりますよ。

で。
目を引いたのは、放送局系列の旅行会社が主催するバスツアー。
場所が山梨ということもあって、ツアー設定には各プラントもいろいろと苦心の跡がうかがえますが。
最近はバス旅程の１日当たりの規制ということもあって、大胆な行程はなかなか見ることができなくなっているんですが、これはすごい。
「瀬戸内海クルーズと山口・広島の旅３日間」。
まずは甲府を出発して、バスで一路大阪へ。大阪城を見学してから、泉大津発の阪九フェリーに乗って、新門司港までのクルージングです。
翌日新門司港に降り立ち、一瞬だけ九州に降り立って、やおら関門橋を越えて直ちに本州に舞い戻り、秋芳洞や錦帯橋へ立ち寄り、２泊目は広島。
翌日「とっとと出るぞ」と言わんばかりに８時半にハネ立ち、平和記念公園を見学した後、甲府まで一直線。
バスで。

…。

……。

いやあ。

鬼や(・・;)

最終日なんて、行程的に半日バスに乗りっぱなし。
いやね、バスで大阪はまあいいですわ。
大阪城も見たいし、フェリーのクルージングなんて贅沢じゃないですか。

広島から甲府までバス乗りっぱなしはやだｗ

さすがにこれはケツの肉がぽろっぽろ取れる夢を見そう(・・;)

まあ、最近のシニア向けツアーのごときは、一見いろんな場所に行けていいね…というようなツアーであっても、改めて行程を見たら「鬼か！魔物か！怪物か！」とでも言わせんばかりの鬼行程のオンパレードなんで、新聞広告をつぶさに見ている分にはとっても面白いです。誘われなければｗ

皆様も、地方に旅行や出張においでになった際、ホテルの売店やコンビニで、その地域の地方新聞をご覧になってはいかがでしょうか。
広告一つにしても発見があって、とても面白いですよ。