昨日のブログで触れた産経新聞の記事が、反響が大きかったのか、リンクが再開されていたので、ここにリンクを貼っておきます。
ついでに、携帯からご覧の皆様で、記事を読めない方のためにまたもや非合法的コピペ。
【社会部発】「罵倒だけ…恥ずかしい」 「客観報道」へ自戒
荒れるJR西会見場/取材陣にも厳しい目
「遺族の前で泣いたようなふりをして、心の中でべろ出しとるんやろ」
「あんたらみんなクビや」
四日深夜、ボウリング大会が発覚した後のJR西日本幹部の会見。激しい言葉を次々と投げかけられ、この幹部はぐっと唇をかみ締め、目を伏せたまま微動だにしない状態が続いた。
発言したのは、犠牲者の遺族ら事故に巻き込まれた関係者ではない。会見に出席した一部の記者がぶつけたものだ。
こうした荒れた会見の様子をニュースやワイドショーで放送したテレビ局には、視聴者から「遺族の代表にでもなったつもりなのか」などとマスコミ批判も寄せられた。
発生以来、連日開かれている会見は毎回のように混乱している。その原因の一つに、JR西側の対応のまずさがあることは確かだ。
冒頭の会見にも伏線があった。四日夜、事故電車に乗り合わせた運転士二人が救助活動に参加せず出勤した不祥事についての会見が終わりかけたころ、ある記者がボウリング大会について質問した。JR西幹部は即座にボウリング大会の開催を認め、メモを手に説明を始めた。「なぜ、最初から言わない」。自ら公表しないJR西の隠蔽(いんぺい)体質に、マスコミ側の不信感と怒りが根強くある。
ただ、会見の場で質問する記者の多くは社名を名乗ることもなく、時に怒声をあげてJR西側の回答をさえぎることも。このため、マスコミ側に寄せられた苦情には「罵倒(ばとう)だけの会見は恥ずかしい限り」「記者の会社名と名前を出すべきだ」といった意見も多かった。
ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは「感情的な言葉はあまりに聞き苦しい。自分もミスを犯すかもしれないということを忘れ、恫喝(どうかつ)的な姿勢になっている」。
音好宏・上智大助教授(メディア論)も、説明責任を果たしていないJR西日本が社会的非難を受けるのは当然としたうえで、「歴史的事件の最前線にいる記者がつい冷静さを失うのは分かるが、記者の感情の高ぶりに任せた質問が逆に視聴者に違和感を覚えさせたのでは」と、記者側に自制を求める。
放送批評懇談会の志賀信夫理事長は「一番大切なのはなぜ事故が起きたのかという点だが、現状ではJR西日本のダメぶりをボウリング大会などの不祥事から誇張して騒ぎ立てている印象だ。事故原因や、職員と車掌は何をすべきだったのかなど、事の本質を客観的に報じることが求められている」と話す。
遺族や被害者の立場に立った報道は重要だ。しかし、客観性や冷静さを欠いた報道は、今回の事故の本質を見失わせる。そのことを肝に銘じながら、真実を追いかけていきたい。(JR脱線事故取材班)
さあ、これを読んだみなさんの感想はどうでしょうね。
まあ、間違っても産経は素晴らしいなどとは思わないけれど。
とにかく最近の報道は枝葉末節の事柄が多すぎる。
「同じ社なのだから、事故が起きたときに宴会などというのは不謹慎にもほどがある」という論調は、的を得ているようで実は全くのお門違い。
ならば、金沢支社の運転士が当日非番だからといって競馬に出かけていても、広島支社の車掌が勤務明けで釣りに出かけていたとしても不謹慎なんだな。
同じ社なんだからというならそういうことである。
同じ系列会社と言うことなら、ヒルトンプーケットが大津波で被害が出たとき、元いたうちのホテルの従業員が被害救済に乗り出さなかったのは不謹慎ということになる。ましてや当日ダーツ大会なんてやっちゃった日には(やってないけれど)会社として処分を受けなければなるまい。ヒルトンプーケットも東京ベイも、同ヒルトングループのホテルである。系列ホテルとして宴会を開いていた部署があったらつるし上げを食らわねばなるまい。
まあ、昨日も書いたように、あの記者会見の場で、JR西日本幹部を罵倒していたひげ面の記者が、どこの社のバカかということまでははっきりしていないが(朝日か読売という説がある)、一般市民は、記者が思っているほどバカでも愚民でもない。嫌なものにははっきりとNOと意思表示を示す場を持っている、それがこうしたブログの存在であり、ホームページという存在だったりするわけで、記者諸君も、純粋まっすぐ正義君だけで仕事が出来るとは思わない方がいいだろう。
それに気づいた産経は、まだマシという見方もできる。
だからといって産経を評価したりはしないし、JR西日本のどたばた記者会見が事の発端という事実も見逃してはいないけれど。
ついでに、携帯からご覧の皆様で、記事を読めない方のためにまたもや非合法的コピペ。
【社会部発】「罵倒だけ…恥ずかしい」 「客観報道」へ自戒
荒れるJR西会見場/取材陣にも厳しい目
「遺族の前で泣いたようなふりをして、心の中でべろ出しとるんやろ」
「あんたらみんなクビや」
四日深夜、ボウリング大会が発覚した後のJR西日本幹部の会見。激しい言葉を次々と投げかけられ、この幹部はぐっと唇をかみ締め、目を伏せたまま微動だにしない状態が続いた。
発言したのは、犠牲者の遺族ら事故に巻き込まれた関係者ではない。会見に出席した一部の記者がぶつけたものだ。
こうした荒れた会見の様子をニュースやワイドショーで放送したテレビ局には、視聴者から「遺族の代表にでもなったつもりなのか」などとマスコミ批判も寄せられた。
発生以来、連日開かれている会見は毎回のように混乱している。その原因の一つに、JR西側の対応のまずさがあることは確かだ。
冒頭の会見にも伏線があった。四日夜、事故電車に乗り合わせた運転士二人が救助活動に参加せず出勤した不祥事についての会見が終わりかけたころ、ある記者がボウリング大会について質問した。JR西幹部は即座にボウリング大会の開催を認め、メモを手に説明を始めた。「なぜ、最初から言わない」。自ら公表しないJR西の隠蔽(いんぺい)体質に、マスコミ側の不信感と怒りが根強くある。
ただ、会見の場で質問する記者の多くは社名を名乗ることもなく、時に怒声をあげてJR西側の回答をさえぎることも。このため、マスコミ側に寄せられた苦情には「罵倒(ばとう)だけの会見は恥ずかしい限り」「記者の会社名と名前を出すべきだ」といった意見も多かった。
ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは「感情的な言葉はあまりに聞き苦しい。自分もミスを犯すかもしれないということを忘れ、恫喝(どうかつ)的な姿勢になっている」。
音好宏・上智大助教授(メディア論)も、説明責任を果たしていないJR西日本が社会的非難を受けるのは当然としたうえで、「歴史的事件の最前線にいる記者がつい冷静さを失うのは分かるが、記者の感情の高ぶりに任せた質問が逆に視聴者に違和感を覚えさせたのでは」と、記者側に自制を求める。
放送批評懇談会の志賀信夫理事長は「一番大切なのはなぜ事故が起きたのかという点だが、現状ではJR西日本のダメぶりをボウリング大会などの不祥事から誇張して騒ぎ立てている印象だ。事故原因や、職員と車掌は何をすべきだったのかなど、事の本質を客観的に報じることが求められている」と話す。
遺族や被害者の立場に立った報道は重要だ。しかし、客観性や冷静さを欠いた報道は、今回の事故の本質を見失わせる。そのことを肝に銘じながら、真実を追いかけていきたい。(JR脱線事故取材班)
さあ、これを読んだみなさんの感想はどうでしょうね。
まあ、間違っても産経は素晴らしいなどとは思わないけれど。
とにかく最近の報道は枝葉末節の事柄が多すぎる。
「同じ社なのだから、事故が起きたときに宴会などというのは不謹慎にもほどがある」という論調は、的を得ているようで実は全くのお門違い。
ならば、金沢支社の運転士が当日非番だからといって競馬に出かけていても、広島支社の車掌が勤務明けで釣りに出かけていたとしても不謹慎なんだな。
同じ社なんだからというならそういうことである。
同じ系列会社と言うことなら、ヒルトンプーケットが大津波で被害が出たとき、元いたうちのホテルの従業員が被害救済に乗り出さなかったのは不謹慎ということになる。ましてや当日ダーツ大会なんてやっちゃった日には(やってないけれど)会社として処分を受けなければなるまい。ヒルトンプーケットも東京ベイも、同ヒルトングループのホテルである。系列ホテルとして宴会を開いていた部署があったらつるし上げを食らわねばなるまい。
まあ、昨日も書いたように、あの記者会見の場で、JR西日本幹部を罵倒していたひげ面の記者が、どこの社のバカかということまでははっきりしていないが(朝日か読売という説がある)、一般市民は、記者が思っているほどバカでも愚民でもない。嫌なものにははっきりとNOと意思表示を示す場を持っている、それがこうしたブログの存在であり、ホームページという存在だったりするわけで、記者諸君も、純粋まっすぐ正義君だけで仕事が出来るとは思わない方がいいだろう。
それに気づいた産経は、まだマシという見方もできる。
だからといって産経を評価したりはしないし、JR西日本のどたばた記者会見が事の発端という事実も見逃してはいないけれど。
あのおばさん、目立っちゃったしなあ。これ以上ない「広告塔」が出来上がっちゃったし。
こういう記事があっても、次に何か起こっても、同じような報道になるんだろうなぁ。
http://nikkeibp.weblogs.jp/gato/2005/05/morethink1.html