小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

大惨事から24時間

2008-06-09 12:36:55 | Weblog
まる一日が明けた無差別大量殺戮の現場から、被害に遭われた方の一日も早い回復と、亡くなられた方々の御冥福をお祈り致します。

【※以下10日午前1時追記】

秋葉原で通り魔 7人死亡10人負傷 2、3日前に犯行決意(産経新聞) - goo ニュース

毎日通る場所ではないとはいえ、この交差点は、会社帰りや会社前にアキバによって用事を済まそうと思うと、かなりの確率で通りがかる場所。
模型鉄を楽しむなら、この写真を左から右、つまり中央通りを秋葉原駅方向から末広町方面へ歩くことになるだろうし、なんとなればそのまま京成上野まで歩いても20分かかるか…という位置。
右から左へと通る中央通りを歩けば「電気街」の一面を覗かせるが、一歩裏通りに入ればそりゃもうディープな世界。その昔、世間を震撼させたあの宗教団体が店を出していたのもこの近所だ。

アキバの街という評価の是非はこの際話の外として、歩行者天国や人通りの多い雑踏を狙った、「通り魔」という名の無差別テロには、もはや現代は打つ手がないのだろうか。
現代が10年前に比べて、格段に犯罪発生率が上がっているかと言われればそうでもないだろうし、現代が10年前に比べたら価値紊乱状態だったかと言われれば、それすらもそうではなく、昔も今も世の中の価値観はカオス状態なのは論を待たないところだが、雑踏の上から人が落ちてきたり、歩行者天国にトラックで突っ込んだ挙げ句、刃物を振り回す…という所業に、もはや現代は抑止力を失ってしまったのだろうか。
決して勘違いしないで欲しいのは、「だから社会が悪いんだ」と安易に結論づけるつもりは更々無いということ。事件に社会を持ち出すと、必ずそうした見方に行き着いてしまうが、俺達はそのような犯罪に向かって、どのような言葉で抑止力を発揮することが出来うるのだろうか…ということをむしろ考えたい。

「悪いこと」が「悪いこと」に必ずしもならない世の中。
どうすればこちとらが「正常」であり続けることが出来るのか。

いつの世も、こうした「狂人」は存在する。
そうした人達に対抗するには、こちらもそれを上回る存在にならなければならないのか。
それとも、究極の対比として、こちとらがより「正常」であらねばならぬのか。
こちらが「正常」であらねばならないとするならば、俺達はどのようなプロセスを踏まなければならないのだろうか。
10年前に比べれば、情報伝達網は急速な発達を遂げ、誰でもどんな情報をも得られる時代。ある意味どんな価値観ですらも許される時代。

もしかすると、今を生きる俺達は、どうやって「正常」で在らねばならないか、そして在り続けなければならないかを、根本から問われているのかも知れない。

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