小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

天丼@八ッ手屋

2007-04-13 11:03:46 | 神田漫遊記
ようやっと、このカテゴリらしいお店を紹介できる時がきました。

前から行こう行こうと思いつつ、ほとんどランチ限定のため出掛けることが出来ずにいた、神田司町の名店、「八ッ手屋」へ。
このお店に行くとなれば、チャンスは仕事前のお昼時しかない。
一応営業時間は11時から18時までとなってはいるが、おそらくは14時前後で店じまいをしてしまうのだろう。夕方にのれんが出ていたところを見たことがない。

なんといっても八ッ手屋の特徴は、そのレトロな雰囲気。
この辺り一体は比較的古い建物が多く現存していて、その昔、江戸城下の下町風情を醸し出していたことを伺わせる。
今でこそ「下町」とは、浅草とか月島とか門前仲町辺りに名前を奪われているが、本来の「下町」とは「城下の町」ということで、神田で育った人たちは、「神田こそ『江戸城下の町』だから下町なんだ」と言い張ってはばからない。
しかしこの付近の建物は、いつくらいに建築されたものなのだろうか。
宮脇俊三氏の著書で、「神田駅西側がひどく焼かれた翌朝、神田まで焼かれ具合を見に行った」という旨の記述があったくらいだから、戦争中に狙われたのは確かだが、戦火をくぐった建物なのだろうか…?

ここは食券制で、入口で食券を買う。
神田らしくもなくというか神田らしいというか、とにかく舌代が安い。
天丼(中)650円。
上だと900円。
天麩羅屋だけあってちゃんと定食もあり、そちらは堂々と1500円也。
神田でランチとなれば、それなりに値段が張るのは致し方ないが、650円で天丼を出してくれる心意気に感謝しつつ、天丼(中)を注文。



天ぷらは海老2本にタコ。これにイカゲソでも付けてくれりゃ踊り出すところだが(笑)。
お吸い物と漬け物(たくあん)がついてこの値段は、味を考えてもかなり良心的。
天ぷらはどちらかと言えば家庭料理風というか、ちゃんとした和食専門店で出るような、パリッと張りのある揚げ具合ではなくて、ずいぶんと柔らかめに揚げてあるので、歯が弱い方でも安心。タレも甘辛く美味。

場所はこの辺(livedoorグルメ)。
神田駅北口を出て、中央通りを須田町方面に歩いて2つめ、「やよい亭」のある角を一八通りへ左へ歩いて少々歩くと、左側に見えてくる。
中央通りから左へ折れて、この八ッ手屋があるところまでの一帯は、下町情緒溢れるレトロな建物が現存していて、最新のビルディングに並んで古い建物が頑張っている辺り、不思議な空気を醸し出しているので、この一帯をぶらつくのも面白い。
これを機会に是非どうぞ。

  
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