これがホントのスイカ割り

どうやらＳｕｉｃａをかざす方角が限りなく間違っていたために、駅員に被害届を出されてしまった…という、Ｓｕｉｃａを持っていても使い方を知らなかったらしいお役人さんの、なんとも悲しいお話です、はい。

厚労省管理職が駅員ける＝スイカ使わず改札通過－千葉(時事通信) - goo ニュース

　厚生労働省の４０代管理職職員がＪＲ千葉駅で、駅員の足をける暴行を加えていたことが２９日、千葉県警などへの取材でわかった。ＪＲ千葉広報によると、駅員にけがはなかったが、被害届を提出し、千葉中央署が事実関係を調べている。

　県警鉄道警察隊によると、同職員は２０日午前８時１０分ごろ、千葉市中央区の同駅で自動改札を使用せず、ＩＣ乗車券「Ｓｕｉｃａ（スイカ）」を駅員に掲示して改札を通過。駅員が追い掛け自動改札を通るよう話すと、立腹し駅員の足をけったという。　

え～。
SuicaはＩＣカードです。
Suicaは改札口でかざして使用しましょう。
改札機にな。

Ｓｕｉｃａはおろか、自動改札対応のキップを、わざわざ有人窓口に持って行くだけで、いろいろと怪しまれることが多々あるというのに、このお役人さんは、一体今までどうやってSuicaを使っていたのだろうか。
そういえば去年だったか、東海道新幹線をキセルしまくって、自動改札対応のキップなのに毎度毎度有人窓口を突破するので足がつき、職場まで晒されたどころか、実はキセルが不倫目的だったことまでバレて、キセルで人生アウトという会社員がいましたっけな。
お役人さんだから、都内までは自腹でグリーン車にでも乗るのだろうが、これとてSuicaグリーン券だから、人に向けてかざすだけではもちろん使えない。もちろんアテンダントのお姉さんに向けてかざしたところで、何の意味すら持たないわけで。
Suicaを駅員にかざして突破したとしても、改札を出る際には当然自動ゲートは通れないわけだから、やはりここも毎度毎度有人通路にSuicaをかざして突破していたとしか考えられない。或いは出る時は強行手段で自動ゲートを突破していたのかもしれないが、あれ、混雑時に強行突破されると、しばらくゲートが閉じたままその通路が一つ使えなくなるから、その改札を通ろうと後ろについていた客にとっては迷惑なことこの上ないんだが…。

或いはこの小役人、もしかして、素でSuicaの使い方を知らなかった可能性もあるかも。。。
小役人である以上、やっぱり帰りはどうしても午前様になることが多いだろうし、そうなると必然的にタクシーでご帰還…というシーンが多いだろう。
よほど忙しい部署だと、往復タクシー…なんていううらやましい官僚なんていらっしゃるのかしらん？　本当にタクシーで往復していたら、当然Suicaなんて使う機会があるわけはないので、本当に使い方を知らなかった可能性も否定は出来ないけれど、いくらなんでも可能性は限りなく低いだろうねえ…。

まあ、アレですな。
Suicaは１秒タッチアンドゴーってーことで。

このニュースとは直接関係ないのだけれど、そういえば、Suicaで改札で接触不良か何かで詰まった経験がある方なのか、改札機に思い切りSuicaやPASMOを叩き付けるようにして通っていく方を散見するのだけれど、なにか改札機に憂さを晴らしているかのようで、見ているこちらはあまり気分はよろしくない。
これがモバイルSuicaなら、改札機に叩き付けて通る人はそんなにいないはずなのにね。改札機か電話機かどちらかが壊れそうだし。