小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

上州の空っ風

2005-02-12 15:34:30 | Weblog
昨日金曜日。
お休みの日だが、あんまり眠れずに午前七時頃に目が覚めた。職場でいろいろと考えねばならぬことがあり、そのことで家族とも話さなければならないこともあるのだが、このまま家にいてもそのことばかりもやもや考えてしまいそうで、精神衛生的にもあまりよくないので、出かけることにした。このことについては、かなり近いうちに書かねばならない時が来るので、その時まであえて発表は控えさせて頂く。このブログを職場関係者が見ないという保証がないんで。

今日は鉄をしてみよう。埼玉県内で唯一未乗だった東武越生線に乗っておこうと思う。今月4日、WWE祭りの時の待ち時間の合間に秩父鉄道熊谷~寄居間に乗って、秩父鉄道は完乗していて、埼玉県内で未乗で残っている線区はこの東武越生線だけなのだった。ちなみに、地元千葉県内ではJR成田線成田~成田空港間、芝山鉄道線東成田~芝山千代田間が残っている。なまじいつでも乗れそうなところが残っていたりして。
池袋10時15分発森林公園行き急行をつかまえたら、待っていたのは東武東上線系統に一編成6両しかない、リバイバルカラーを施した8000系だった。ベージュとオレンジに塗られたそのカラーは、東武線の1970年代までのカラーリングである。昨日デジカメを持っていなかったので、どんなカラーリングかをお見せできないのは残念だが、この編成、実は先に触れた今月4日、秩父鉄道熊谷~寄居間に乗った帰りに、寄居から乗った東上線電車がこの電車で、今月で東上線に2度乗って2度とも当たっていることになる。
急行に揺られること45分、坂戸で越生線に乗り換え。ワンマン対応の8000系に揺られる。越生線と東上線小川町~寄居間は、来月17日からワンマンされるとのこと。
八高線との乗換駅、越生に着いたのは、池袋から小一時間ほどたった、11時20分頃。これから八高線で高崎へ回ってみようと思う。高崎では…「旧」高崎競馬場(昨年末で廃止)で、佐賀競馬の場外発売をやっているので出かけてみよう。八高線高崎ゆきの連絡は、30分ほどの11時57分、それまでちょっと駅前を歩いてみる。
越生といえば梅林が有名。駅前にも「ようこそ梅の街越生へ」との看板が立っていて、季節には東上線池袋から「越生観梅号」が走るのだが、駅前のポスターを見ると、観梅の季節には一週間ほど早かったようで、来週19日あたりから、観梅のイベントがいろいろと行われるようだ。思わず、「梅は咲いたか桜はまだかいな」などと、風流なことを口走ってみたり。
駅前正面にお寺があったので、そういえば今年は初詣も行ってないなあと思いつつ境内をくぐってみると、境内には何もない。境内の中でなにやら音が聞こえるので説法でもやっているのだろうか。このお寺は松渓山といって、「越生七福神」の一つなのだそう。
越生11時57分発の高崎ゆきで一路北へ。ついでに買ってきた発泡酒をパシュッと空けてぐびぐび飲んだくれる。なんだかこう書くと呑兵衛みたいに思われてしまうが、「汽車」に乗ると何となく飲んでしまうのだ。
八高線に乗るのは15年ぶりだ。中学を卒業した時に八王子から乗り通しているのだが、あいにくというか記憶が風化したのか、車窓はほとんどと言っていいほど覚えていない。車窓を覚えていない代わりに、当時走っていたキハ35やキハ38といったロングシートの車内がやたら混んでいて座れず、混んでいた記憶や、垂れ流しのトイレの穴から見えた川底しか記憶にない(笑)。
アンニュイな空気を運びながら、高崎には13時過ぎに到着。
さすがにここまでくると、空っ風が寒い!! 高崎競馬場へは、駅東口から歩いて15分ほどだ。
競馬場入り口で「日本一」なる大仰な新聞を買う。佐賀競馬の新聞で、ちなみにもう一つは「通信社」という、どこにでもあるような新聞の名前なんである。着いたらちょうど6レースが締めきりになったので、7レースから。
7レース、馬単1580円。1000円外れ。
8レース、馬連790円。1000円外れ。
9レース、馬連2870円。900円外れ。
負債はおよそ3000円。遊び代は5000円くらいかなと思っていたので、次のメインレース、佐賀記念で当たらなかったら帰ろうかな。
佐賀記念。武豊の乗る馬で被っていたので、3番人気の馬から上位2頭へ1000円ずつ流す。そうすれば最低でもオッズが6倍以上なので、一気に逆転できる。
したらば見事馬連870円が的中。高い方で決まってくれたので体勢は逆転。今のところ3700円の浮きなので、最終レースに2000円入れてみる。
最終レースはもはや相手探し。佐賀競馬の誇る16連勝中インターハイクラスの一本かぶりなのだが、相手も「2番手としては」抜けた馬がいるので、その馬の組み合わせの馬連に2000円入れてみたら、「2番手の」馬がよもや後ろからまくる競馬をしやがって、案の定いい脚を使ったものの4着。かろうじて高崎からの電車代だけは稼いだ。どこかで見たことのあるような帳尻である。

とにかく勝ったのだから、キオスクでビールとちーかまを買ってまたぐびぐび。
ぐびぐびしながら、今後のこと、会社のことを、夕闇迫る車窓に己を投影しながら考えてみた。

涙が出てきた。

まあ、おそらく生まれて初めて「いい気分転換ができた」と思える今日の一日であった。
早く家に帰って、親に話そう。

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1 コメント

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越生 (かわじゅう)
2005-02-13 06:38:33
を「おごせ」と読める人は少ないと思うであります。ローカルな地名なんで。高校が池袋だったのでクラスに越生からきてる奴がいたので。あと東上線の70年代カラーもリアルタイムで見ておりました。当時は西武線のイエローの方があか抜けて見えたのに比べ 野暮ったく見えた記憶があります。そういえば新京成に 似てません?千葉に来て最初に感じました。
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