小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

分かっちゃいるけどやめられない

2011-05-17 23:59:59 | 千葉ロッテマリーンズ
一つの欲目、一つのさじ加減で、こうも試合が動いてしまうと、分かっちゃいるけれど、現場としてはやっぱり動きたくなっちゃうんでしょうな…。

中日が逆転勝ち=プロ野球・ロッテ―中日(時事通信) - goo ニュース
中日が終盤の集中打で逆転勝ち。八回に森野の犠飛で追い付き、さらに1死満塁から野本の2点適時打と代打堂上剛の左前打で3点を奪った。最後は岩瀬がピンチをしのぎ辛くも逃げ切った。ロッテは九回に1点差としたが及ばなかった。


ロッテ・細谷、プロ1号も「勝ちたかった」 - サンケイスポーツ
(交流戦、ロッテ5-6中日、1回戦、中日1勝、17日、QVCマリン)ロッテの細谷が五回にプロ1号のソロ本塁打を放った。6年目での初アーチにも喜びをあまり表に出さず「もっと早く打ちたかった。(試合に)勝ちたかった」と淡々としていた。

 群馬・太田商高出身の23歳。右膝を痛めて戦列を離れた荻野貴に代わっての今季初先発にも気後れすることはなかった。「思い切りいこうと思っていた」と、ストライクからどんどん振って出た。1軍昇格を言われたのは、昼間の2軍の試合中。「長い1日です」と苦笑しながらも、試合後はまた打ち込んでいた。


敗れたロッテ・西村監督「僕の責任です」 - スポーツナビ
以下は西村徳文監督のコメント。
「追い上げてくれたことは良かった。明日につながると思う。(7回から登板し4失点の)内が最初の回は良かったけど、2イニング目は別人だった。2イニング目に行かせたのは僕の判断です。いろんな選択肢があるがそれを決めるのは監督。それがうまくいかなかったら僕の責任ですよ」


[ニッカン式スコア]

○ 平井車庫 1勝
S 云わせ 7S
● 内線 1敗
HR ヒムロック1号


一瞬の判断、一瞬のタクトが、時にこちら側に傾いていた流れを、一気に手放すことがある。

5回裏、膝痛で登録を抹消されたオギタカに代わり、昼の親子ゲームの試合中に1軍に呼ばれたほっしゃんが見せた勝ち越しHR。
その後も岡田セーフティバント、伊志嶺送って1死2塁。
井口の当たりはセンター前に落ちる当たり。2塁ランナーは岡田で、3塁コーチャー上川さんは迷わずぐるんぐるん回す。
当たりとしては浅いセンター前。
雨上がりでグラウンドはスリッピーな状態。
結果、センター大島のドがつくストライク返球と谷繁の好ブロックとあいまって岡田は本塁で憤死。
う~ん。
2死なら浅くてもいけいけどんどんで迷わずGo!なところだけれど、浅い当たりで1死2塁。当たりを確認してからスタートを切った岡田も決して悪いスタートではなかっただけに、回した3塁コーチの判断は悪いとは思いたくはないのだけれど、一気に先発川井をノックアウト出来る状況(というより現実としてこの後テギュンの打席で鈴木に交代)だっただけに、確実に点を入れられる状況を作っておいた方が良かったのか。
こればっかりは結果論だけれども、ここで追加点のチャンスを逸してしまったことが、この後の膠着状態と大逆転の伏線を作ってしまったことは否めない事実であろう。

ただ、それをしておいらは上川さんと走塁指示を出すベンチを単純に批判するものではない。
もちろん、あのケースが岡田や伊志嶺、或いは清田くらいの韋駄天選手であれば、「一瞬の隙あらば」の走塁を期待して回すのは、作戦としては至極当然な流れであって、どっかのこーちのように、2塁ランナーが今江だろうが里崎だろうが大松だろうが回すというのであれば、もちろん3塁コーチを擁護することはしない。
ただ、マリーンズの生きる道が一瞬のすきを突く走塁であるなら、誰が上川コーチの作戦を責めることが出来ようか。
今日の5回裏の岡田憤死にしても、少しでも送球が逸れたら間違いなく岡田は生還できるわけで、上川コーチも多少気が大きくなっている部分は否定できないにしろ(笑)、「なんでも回す壊れた信号機」という批判を受ける謂われはないとおいらは考える。あれをもって「壊れた信号機」というのなら、一瞬のすきを突く走塁は出来ないのだから。
むしろおいらはどんどん走って、もっといやらしいスライディングでキャッチャーのブロックを崩すとかの突撃走塁を期待したいところ。
「ロッテは2塁に速い走者がいればどんどん突っ込んでくる」と相手にプレッシャーを与えれば、相手もワイワイドドドがつくほどのストライク返球をしなければならないのだから、それはそれでかなりの重圧になるに違いないし、それでゲームの流れをもらうことも十分にあるだろう。
今は、相手もかなり警戒しているのでドがつくストライク返球で憤死が目立つだけのように思えてならないのだ。
それに、ぶっちゃけていえば、本塁憤死を恐れていたら、なにが「機動力野球」なのかという話になるではないか。

まあ、それを差っぴいたとしても、岡田の本塁憤死は評価に迷うところ。
1死だからなあ…。

そうした采配の微妙なずれが、さらなるずれを呼び込むのか。

7回表に登板した内くん。
正確な球数をカウントしたわけではないから分からないのだけれど、おそらくは1イニング3人を10球程度で料理していたはず。
おそらくはそれゆえの8回表の続投だったと思う。というより、それ以外に8回表内続投の理由が見つからない。それも最初からイニング跨ぎは想定していなかったはずで、それゆえ「こんだけ調子がいいなら8回も行けるんじゃね?」という欲目にも似た感情が湧いてくるのは、ごくごく自然なことではないかと思う。
それは、決してロサや薮田を温存したいという、守りの気持ちではないと思うのだ。

分かっちゃいる。
分かっちゃいるけれど…ねえ。

1イニングを10球程度で終わらせてくれるなら、やっぱり残業申請したくなっちゃうのが人の気持ちですわね。
過去何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も中継ぎにイニングを跨がせて失敗しているのは、分かっちゃいるんだけど。

ところがどっこい。
内くんがどのような形で送り出されたかはこちとらは知る由もないけれど、「もう1イニング行ってくれ」と言われれば、そりゃあ行かなきゃいかんでしょう。
イニング跨ぎでどう気持ちを保てばいいのか。難しいところですなあ…。

前の回はびしっと抑えた中継ぎが、一度気持ちがリセットされてしまうのか、ピンチを抑えた次のイニングに入ったら、まるで別人のような投球になってしまうのは、どこにでもある話だと分かってはいるんだけどねえ…。

せっかくほっしゃんのプロ入り1号で勝ち越したのだから、お立ち台にほっしゃんを呼んであげたかった…。
それが残念で残念でならない。
負けたのは仕方がない。今日は采配で負けてしまったのだから。

う~ん…。


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