第５４回京阪杯

予想に行く前に、先日浦和競馬場で行われた、浦和記念の雑感など。

浦和記念は、「ミスター裏街道」スマートファルコンが圧倒的な人気を得ながら７着大敗。
まあ、これが競馬ですわな…。
田倉の予想風に言えば、「これが『浦和ケイバ』というケイバ」だろうねえ…。

スマートファルコンは、１周目３角でエーシンモアオバーにぶつけられてガツンと引っかかり、実質そこでゲームオーバーになってしまった様子。
リプレイの映像を見てみると、ぶつけられたシーンは映ってはいないけれど、１周目のスタンド前では明らかに岩田が持って行かれているシーンが映っているので、このレースは参考外と取るべきかどうか。元々折り合いには難点がある馬だし…。

それにもまして可哀想なのは、この敗戦でいろいろとファンに言われている馬の方。
一線級とは力の差を陣営が感じたのかどうかは定かではないけれど、昨年の園田のＪＢＣスプリント以来、一線級が集まるレースを意図的に避けるようなローテーションが組まれていて、交流Ｇ２以下のレースばかりに出ては、手薄なメンツを相手に賞金を稼ぎまくっている。
もちろん、確実に勝てる相手を選んで賞金をくわえて帰るという作戦が、決して悪いと言うわけではない。スマートファルコンのローテーションを否定することは即ち、スマートファルコンとは全く逆で、レースを数多く使うことで出走手当をくわえて帰り、たまの地元開催か勝ち得の条件で一発を狙う、地元浦和の冨田厩舎のやり方まで否定してしまうことにもなりかねないからだ。余談だけれども、最近の冨田厩舎は、浦和以外でも一発があるから怖い（笑泣）。
ただ、一線級には敢えて背を向けて、名より賞金を取る今のローテーションが、果たして馬にとっていいことかどうかは、正直疑義が残るところ。
なにより、連戦連勝を重ねたところで、もし仮に次走に東京大賞典を選んできたとたなら、評価に困るのだ。連戦連勝を重ねるのだから、決して自力がないわけではないのだけれど、相手のメンツを考えるとうんたらかんたら、しかも買ったところで、これだけ成績がいいと穴にもならないし、配当的な妙味もおそらくないだろう。交流Ｇ１でさえ、おそらくスマートファルコンの扱いに窮しそうな状況では、中央のダート戦に出てきたら…。多分人気にはならないから狙うかな（笑）。

さて、京阪杯。

◎[７]マヤノツルギ
○[１５]アーリーロブスト
▲[１２]エイシンタイガー
△[１８]レディルージュ
△[３]アルティマトゥーレ

鉄砲駆けするマヤノツルギから。
休み明けで人気がなさそうだが、鉄砲駆けは実績があり軽視禁物。
千二も５勝のスペシャリスト。
アーリーロブスト、エイシンタイガー、レディルージュは、レース内容や京都向きというところで上位に。
アルティマトゥーレは積極的に買いたいところだが、他に魅力的な馬がいたので評価を下げてみた。

馬券は馬連馬単５頭ボックスでもおいしそう。
ただし資金配分は考えたい。
３連単はどーしましょ？

ついでに明日の注目馬。
京都９レース、京都２歳Ｓ[１]マイネルゴルト。
鞍上が和田。単騎で行くと無欲で逃げ粘りもあるかも。
１＝４大本線で総流し。っつっても５頭立てだから他に３点しかないがw