昨年9月の「週刊ファイト」廃刊の時に比べたら、このニュースはあらかじめ分かっていたので、特段驚きには値しない。
だけどねえ…。
週刊ゴング、ついに廃刊…10億円債務“とどめ” - ZAKZAK
関連記事…週刊ゴング廃刊寸前…プロレス&編集ド素人社長が粉飾 - ZAKZAK
昨年9月12日付エントリ「活字プロレスの終焉」で、タブロイド紙「週刊ファイト」廃刊について触れているのだが、実はこれ以前から、どうも週刊ゴングを出している日本スポーツ出版社が怪しいぞと、社長が詐欺事件に関わっていて内偵を受けている、近々社長が逮捕されるだろうから、週刊ゴングもそう遠くはないうちに廃刊に追い込まれる…という話は、プヲタの間をまことしやかに駆け巡っていたので、腹は決まっていた。噂はあくまでも噂でしかないし、余計なことを騒ぎ立てれば、下手すれば営業妨害にもなりかねないので、表沙汰になるまでは一切黙っていたのだが、「近々」という割には半年以上経過したとはいえ、噂は結果的には大的中となってしまった。
そうでなくても、このところの週ゴンの評判たるや散々で、記事がつまんないだの広告収入は出会い系だの誤植が酷すぎるだの、雑誌制作の立場からすれば、どれをもってしても致命的な評判ばかりである。誤植が多すぎるなんていうのは、自ら「やっつけで仕事してます」と言っちゃうようなものだしね。雑誌の「顔」である表紙写真だって、このところライバル誌の週刊プロレスとほとんど変わらない…ということすら何度もあったくらいだから、もはや雑誌としては死に体だったのだろう。
これで、とうとう週刊誌が1誌だけになってしまったか…。
月刊誌として「カミプロ」が残ってはいるが、この雑誌はプロレスをネタとして徹底的に遊び倒す編集方針なので、試合の模様を伝える週刊誌とは明らかに役割が違うから、同一に並べて語ることもできないだろうし…。
そしてなによりもやばいのが、女子プロレス。
週ゴンは、別冊として定期的に女子プロレスを扱った月刊誌を発行していて、女子ファンにはそれなりの需要があったし、女子団体にとっても、「レディースゴング」なら、月刊誌とはいえ、自分の興行の試合に紙面を割いてくれるので、頼りがいのある雑誌だったと思うのだが、これも廃刊されるとなると、必然的に週刊誌に頼らざるを得なくなるわけだが、週刊誌となれば、よほどのビッグマッチを打たない限りは、誌面に載せてもらえてもモノクロスペースに写真が小さく2、3枚が関の山。いくら話題があろうと、週刊誌とて商売だから、ファンの絶対数が圧倒的に少ない女子プロレスに誌面を割くことは、商売を抜きにするしか考えられないわけで…。
かといって、週プロも女子プロレスオンリーの別冊を出せる体力があるかと言われたら、間違いなくあるとはいえない状況。
思えば10年前までは、「週刊ベースボール」ではなくて、週プロこそが「ベースボール・マガジン社」の屋台骨を支えていたというのに、この10年、いや、5年での凋落は目も当てられない。
どの世界でも「ライバルがいてこそ育つ」と言われるものだが、プロレス界はもはやノアの一人勝ち、プロレスマスコミは週プロしか残らない状況では、この先に未来があるのか…なんて野暮なことをいうのはもうよそう。昔から言われていた話ではないか。
週ゴンといえば、その昔、実況席で若林アナと黄金タッグを組んでいた竹内宏介氏は、今どうしているんだろう…。一部では病床に伏しているという話が伝わっているのだが…。
若林“恩知らず”健治「ジャンボ鶴田のバ~~ックドロップゥゥゥ~~!!」
竹内「返しましたよ~!!」
福沢“ジャストミート”朗「この技の掛かり具合はどうですか竹内さん」
竹内「悪くないですねえ」
福沢「は~~~い!!」
懐かしき90年代…。
だけどねえ…。
週刊ゴング、ついに廃刊…10億円債務“とどめ” - ZAKZAK
夕刊フジが廃刊危機を報じていた日本スポーツ出版社(日スポ)発行の老舗プロレス専門誌「週刊ゴング」が、来週水曜の発売号での廃刊が決まったことが1日、明らかになった。複数の関係者によれば、会社側が先月27日までに担当編集者に今月一杯で解雇すると通知をしたという。
今年、創刊40周年を迎えた同誌だが、プロレス人気が低迷するなか、元社長が不透明な資金流用で残した10億円前後ともいわれる債務がとどめを刺し、ついに「3カウント」が入ることになった。
解雇通知は週刊ゴングだけでなく、兄弟誌の「ゴング格闘技」「LADY’Sゴング」の担当編集者も同様で、同社が発行する主要3誌が揃って幕を引く。このため、日スポ自体の存続も微妙な情勢となる。
ゴング関係者によると、日スポ元社長の前田大作容疑者(51)が先月19日、兼務していたコンピューター関連機器会社の社長として民事再生法違反(詐欺再生)容疑で逮捕されたが、元社長は日スポの約10億円の資金を、その会社に不正に投入しており、日スポは数億円の債務超過に陥っていたという。
日スポは元社長を解任し、代表取締役になった内田幸文社長らが、金融機関に融資の要請など行っていたが、会社の業績低迷などもあって融資を受けられず、ついに廃刊を決意したという。
ゴングの杉本喜公統括マネジャーは、夕刊フジの取材に「そういう話が広まりつつあることは知っています。ただ私の立場では、今は止めるとも止めないとも、なんともいえません。来週発売するゴングの誌上で、なんらかの話を載せることになります」と語った。
だが、ライバル誌「週刊プロレス」の元編集長だった格闘技ジャーナリストのターザン山本氏は「私も解雇の話は聞いている。プロレス雑誌には先がないという話は、私がこの10年ほど言い続けてきたことで、やはり、そうなったという感じです」と語った。
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昨年9月12日付エントリ「活字プロレスの終焉」で、タブロイド紙「週刊ファイト」廃刊について触れているのだが、実はこれ以前から、どうも週刊ゴングを出している日本スポーツ出版社が怪しいぞと、社長が詐欺事件に関わっていて内偵を受けている、近々社長が逮捕されるだろうから、週刊ゴングもそう遠くはないうちに廃刊に追い込まれる…という話は、プヲタの間をまことしやかに駆け巡っていたので、腹は決まっていた。噂はあくまでも噂でしかないし、余計なことを騒ぎ立てれば、下手すれば営業妨害にもなりかねないので、表沙汰になるまでは一切黙っていたのだが、「近々」という割には半年以上経過したとはいえ、噂は結果的には大的中となってしまった。
そうでなくても、このところの週ゴンの評判たるや散々で、記事がつまんないだの広告収入は出会い系だの誤植が酷すぎるだの、雑誌制作の立場からすれば、どれをもってしても致命的な評判ばかりである。誤植が多すぎるなんていうのは、自ら「やっつけで仕事してます」と言っちゃうようなものだしね。雑誌の「顔」である表紙写真だって、このところライバル誌の週刊プロレスとほとんど変わらない…ということすら何度もあったくらいだから、もはや雑誌としては死に体だったのだろう。
これで、とうとう週刊誌が1誌だけになってしまったか…。
月刊誌として「カミプロ」が残ってはいるが、この雑誌はプロレスをネタとして徹底的に遊び倒す編集方針なので、試合の模様を伝える週刊誌とは明らかに役割が違うから、同一に並べて語ることもできないだろうし…。
そしてなによりもやばいのが、女子プロレス。
週ゴンは、別冊として定期的に女子プロレスを扱った月刊誌を発行していて、女子ファンにはそれなりの需要があったし、女子団体にとっても、「レディースゴング」なら、月刊誌とはいえ、自分の興行の試合に紙面を割いてくれるので、頼りがいのある雑誌だったと思うのだが、これも廃刊されるとなると、必然的に週刊誌に頼らざるを得なくなるわけだが、週刊誌となれば、よほどのビッグマッチを打たない限りは、誌面に載せてもらえてもモノクロスペースに写真が小さく2、3枚が関の山。いくら話題があろうと、週刊誌とて商売だから、ファンの絶対数が圧倒的に少ない女子プロレスに誌面を割くことは、商売を抜きにするしか考えられないわけで…。
かといって、週プロも女子プロレスオンリーの別冊を出せる体力があるかと言われたら、間違いなくあるとはいえない状況。
思えば10年前までは、「週刊ベースボール」ではなくて、週プロこそが「ベースボール・マガジン社」の屋台骨を支えていたというのに、この10年、いや、5年での凋落は目も当てられない。
どの世界でも「ライバルがいてこそ育つ」と言われるものだが、プロレス界はもはやノアの一人勝ち、プロレスマスコミは週プロしか残らない状況では、この先に未来があるのか…なんて野暮なことをいうのはもうよそう。昔から言われていた話ではないか。
週ゴンといえば、その昔、実況席で若林アナと黄金タッグを組んでいた竹内宏介氏は、今どうしているんだろう…。一部では病床に伏しているという話が伝わっているのだが…。
若林“恩知らず”健治「ジャンボ鶴田のバ~~ックドロップゥゥゥ~~!!」
竹内「返しましたよ~!!」
福沢“ジャストミート”朗「この技の掛かり具合はどうですか竹内さん」
竹内「悪くないですねえ」
福沢「は~~~い!!」
懐かしき90年代…。
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どうなるんでしょうか?
「鬼か 魔物か 怪物か」 トミーの怪物的強さ 懐かしいなあ
一応、今日の日刊スポーツにも廃刊否定の報道が出ていたけれど、どうなるんだろうねえ。