わが軍はこんなことになっていたのか

さすがにこれはちょっとつっこむわ。

たまたま、何かの拍子でこんな記事を目にしてしまいまして。

「いやなら見なきゃいい」という体質…野球の記録で話したい

このブログのライターは、薫友様のところでおなじみ、最近では水道橋の某名物チケットショップ○－１店長にも「事実誤認が多すぎる」と批判されている、H尾A氏。
実名を出してもいいんだろうけども。

文章それ自体は、Jリーグに比べてNPBはファンの声を聞かないという話になっていて、それ自体は特に否定はしないんですが。

その中でのこの一文。

NPBは、ルールや制度の改革において、選手の意見を聞いたことはない。
11年前の「球界再編」の際に、当時の渡邊恒雄巨人オーナーが、面会を求める古田敦也選手会長を「たかが選手が」と言ったのは有名だが、球団経営者にとって選手は奉公人か何かだと思っている。
ましてやファンの存在が、NPBによって語られたことはない。
千葉ロッテマリーンズでバレンタイン監督の解任騒動が起こった際に、ファンは団結して声を上げたが、それが球団を動かすことはなかった。
NPBが動くのは、ファンや選手の意向ではなく、力関係の上で発言力の強いものの意向による。
それ以外では、何もしない。

( ´Д`)y━・~~知らねえなあ…

「団結」かあ。
してたか？
ファンの一部は、応援活動を賭してまで団結はしていたけどねえ。「一部」は。
あと、最終戦前の最後の３連戦で、スタンドで起きた異変を察知した西岡剛に対してブーイングを起こした「一部」に対し、大多数のファンが団結してかき消したという事実はありますけどね。
あとは１２年前、思い出すのもいやになる球団再編問題で、ファンが団結して合併反対を声にして、マリンビジョンにも無視されて、結局ロッテが合併に至ることはなかったけれども、これは合併寸前までいった話なんでねえ。

で、あの話。
あんな話、球団に本当に届けたとして、「５億なんて高くない」なんて話になっていたのだから、本当に球団が聞く耳を持っていたら、今頃は千葉ロッテマリーンズという球団は倒れているだろう。
それが挙句の果てにはファン同士の衝突ですよ。話はそんな簡単な話じゃないですよ。

あの時、ライトスタンドの真っ只中で騒動にもまれていた立場として言わせていただくとですね。

( ´Д`)y━・~~迷惑なんだよなあ…。

あの騒動に関しては、球団から公式の記録が残されているわけでもなんでもなく、ただのスタンドの騒動の一部と捉えられているので、氏の知識でこの騒動の全容をうかがい知るのは無理があるとは思うが、正直言わせていただくと、たった一言二言で、過去の傷をまさぐられたようで非常に不愉快。
まあ、あたしみたいに外野応援からは身を引いたOBの立場が怒っても、僕の言葉はリアルではないのかもしれない。
事実誤認もはなはだしいと怒ってはみても、氏の立場からすればもはやどうでもいいのだろう。
氏からしれば、氏自身で書きしたためた文章こそが事実なのだろうから。

そうして「事実」は風化していく。
そして氏のように、「事実」は上書き保存されていく。

あの騒動からもう６年。

事件も風化していくのかもね。