七夕が来れば思い出す

この世に生がある限り、どうしても、七夕の日を迎えてしまうわけで…。

七夕というと、１８連敗もそうだし、一夜限りのうたかたの夢もそうだけれど、どうしてもサンスポがすっぱ抜いた「もう一つの合併　ロッテか」の記事を思い出しちゃうんですよねえ…。

七夕の夜については、過去に散々触れているので、関係各エントリをご覧下さい。
去年の七夕の記事から関係各エントリは全て飛べる手はずになっております。

２００８年７月７日付「７月７日七夕の短冊に願いを込めて」

決して振り返ってはいけない七夕。
決して現実として起きて欲しくない七夕。

思えば５年前の「６・１３」の時は、正直に言って、おいらは「対岸の火事」だった。
サンスポが「もう一つの合併」として、ロッテの名前をぶち上げるまでは。
あの時、オーナーサイドは懸命にその事実を否定していた。
そして結局、近鉄とオリックスの合併が発表され、近鉄は消滅し、楽天野球団が発足した。
その影で、球界再編問題の任務を背負い、秘密裏にホークスやライオンズとの合併を、最後まで模索していたのは、他でもない、千葉ロッテマリーンズ自身だった。

２００４年７月７日。
おいらの野球観戦という娯楽が、一挙に暗転した日でもある。
あの日の葛藤を、あの日の涙を、あの日叫んだ内容を、あの日訳も分からず歌っていた歌を、あの日見上げた千葉マリンのサークルライトを、おいらは今でも、そしてこれからも、忘れることはない。
これは先月１３日のエントリにも書いたのだけれど、あれから５年経った今年、よもやあの日を思い起こさせる、杞憂であって欲しい動きが、各所に点となって散らばる事態になるとは、想像出来なかった。
あの日を克明に記憶しているからこそ、実際に千葉ロッテマリーンズに起きているあらゆる動きが、おいらにとっては不安で仕方がないのだ。いや、全てが杞憂に終わればそれに越したことはないし、そうなるだろうとは思っている。だからこそ声高に叫んではならない事でもあると認識しているのだし、身体のどこかで叫んではいても、それをそのまま声に出せば、オオカミ少年のそしりを受けかねないからだ。今ベルを鳴らしても仕方がないのだから。

今、千葉マリンに集えることに感謝しつつ。
今、千葉マリンでみんなの笑顔に触れられる幸せをかみしめつつ。
今、千葉マリンでチームの戦いに一喜一憂できる喜びにひたりつつ。

歴史よ。
繰り返すな。