もちろん、重大な内規違反は処分されて然るべきなんだけど、管制官の気持ちも、中学生の気持ちも分かってしまう出来事だけになんともはや…。
中学生に航空機と交信させる 管制官は口止め、でも…(朝日新聞社)
う~ん。
職場体験で、本物の仕事体験をしてみよう…というイベントがあることはよくある話だけれど、管制塔で本物の仕事体験か…。
でも、中学生レベルでよくある体験というのは、別室でシナリオやら舞台装置などをあらかじめ用意しておいて、シナリオに沿って仕事を進めてみましょう…というもので、本物、特に大人でも相応の体力、集中力を必要とされる専門職で、本物の器具装置などを使って、実地体験させるとはね…。
レストランの職場体験っつっても、実際にお客様にお出しする料理を手伝わせるわけにはいかないし。
さりとてお寺の体験修行とかとはワケが違うしねえ…。
それが本当に良いか悪いかは別で、何者かによって管制塔が占拠され、第三者に飛行機の航路指示をされたとしても、飛行中のパイロットには分からない…ということが、今回明らかになってしまったのだから。
ただ、ただね…。
内規違反で処罰されるべきだとは思うけれど、「これくらいなら、体験させてあげても良いだろう」と考えた管制官の気持ちも、実は分からないではない。
確かに内規違反だったのだから、「絶対に口外しちゃだめだぞ」と口止めするのは当然だけれども、この中学生にとっては、天にも昇る気持ちだったのだろう。管制官かパイロットに憧れていた少年が、実際の機器はおろか、本物の仕事に触れることが出来て、興奮を隠せなかったのだろう。「絶対に言っちゃダメ」と言われたことを、午後に別の人に蒸し返しちゃったら、そりゃもう…。・゜・(ノД`)・゜・。
う~ん。
難しいねえ…。
さすがにもう25年以上経過しているから時効だろうけれど、おいらも昔、九州は久留米に住んでいた頃、おかんが久留米市内のあるバス停近所のホームセンターで買い物をしている間に、バス停で折り返し待機中のバスの運転手に手招きされて運転席に座らせて貰い、ドアの開け閉めなどをやらせてもらったことがある。
これも折り返し待機中だったから出来たことだろうけれど、さすがに今じゃネットが氾濫しているご時世、停車中とはいえ子供を運転席に乗せて、万が一チクられたりしたら、その運転手は真っ先に処分の対象になるだろう。
「良かれ」と思って、内規違反でもつい踏み越えた管制官。
「良かれ」と思って、口止めされてももう一回お礼が言いたかった中学生。
これがこんな騒ぎになっちゃうのだから…。
この中学生も、せっかく夢に期待を膨らませたところだったのがこんな騒ぎになって、これがトラウマになって人間不信にならなければいいのだが…。
でも、良かれと思ったことでも、内規違反になってしまう事を体験させてしまった管制官が一番いけない…ということになるのかな…。この管制官が体験させなければ、或いは別室でシミュレーションなどのシナリオを用意しておけば、こんな形で中学生の善意を踏みにじってしまうこともなかったのだから。
う~ん。
「善意」って、本当に難しい…。
中学生に航空機と交信させる 管制官は口止め、でも…(朝日新聞社)
国土交通省は12日、福岡航空交通管制部(福岡市東区)の管制官が、内規に反して職場体験中の中学生2人に飛行中の航空機2機と無線交信させていたと発表した。この事実を中学生から聞いた上司の管制官らが口外しないよう複数回にわたって中学生に口止めし、同省に報告しなかった。同省は関係者の処分を検討している。
国交省によると、同管制部では5~7日、職場体験実習として福岡県内の中学生2人を受け入れた。
6日午前10時44分ごろと同46分ごろ、羽田から福岡に向かっていた日本航空機とスカイマーク機に対し、交信先を同管制部から福岡空港の管制官に切り替えるよう指示することになった。この際、同管制部の50代の男性管制官ら3人は、中学生に2機の便名と「コンタクト福岡アプローチ、(周波数)119.65」と記した手書きのメモを渡し、2機の操縦士にそれぞれ英語で呼びかけさせたという。2機の操縦士は相手が中学生であることに気付かず、指示を復唱したという。他の航空機の運航に影響はなかったという。
3人の管制官の上司にあたる50代の先任管制官ら2人は同日昼ごろ、中学生から無線交信したことを聞いたが、中学生に「口外しないように」と口止めした。体験学習の受け入れを担当した同管制部の職員も、7日朝に中学生に口外しないように再度伝えたという。
ところが同日午後、中学生が同管制部の庁舎内であった体験学習の報告会で、「口外しないように言われたが、うれしかったのでもう一度お礼が言いたい」と話したのを知った先任管制官が8日になって、同管制部の幹部と国交省に経緯を報告したという。
先任管制官は同管制部の調査に対し、経緯を報告しなかったことについて「中学生から聞いて驚き、大変なことになったと思った」と話しているという。
同省によると、部外者が無線交信することについて法令に規定はないが、内規違反に当たるという。同管制部は、中国地方西部から九州・沖縄にかけての上空を飛ぶ航空機の管制を担当している。先任管制官は同管制部の部長、次長に続く役職だ。
う~ん。
職場体験で、本物の仕事体験をしてみよう…というイベントがあることはよくある話だけれど、管制塔で本物の仕事体験か…。
でも、中学生レベルでよくある体験というのは、別室でシナリオやら舞台装置などをあらかじめ用意しておいて、シナリオに沿って仕事を進めてみましょう…というもので、本物、特に大人でも相応の体力、集中力を必要とされる専門職で、本物の器具装置などを使って、実地体験させるとはね…。
レストランの職場体験っつっても、実際にお客様にお出しする料理を手伝わせるわけにはいかないし。
さりとてお寺の体験修行とかとはワケが違うしねえ…。
それが本当に良いか悪いかは別で、何者かによって管制塔が占拠され、第三者に飛行機の航路指示をされたとしても、飛行中のパイロットには分からない…ということが、今回明らかになってしまったのだから。
ただ、ただね…。
内規違反で処罰されるべきだとは思うけれど、「これくらいなら、体験させてあげても良いだろう」と考えた管制官の気持ちも、実は分からないではない。
確かに内規違反だったのだから、「絶対に口外しちゃだめだぞ」と口止めするのは当然だけれども、この中学生にとっては、天にも昇る気持ちだったのだろう。管制官かパイロットに憧れていた少年が、実際の機器はおろか、本物の仕事に触れることが出来て、興奮を隠せなかったのだろう。「絶対に言っちゃダメ」と言われたことを、午後に別の人に蒸し返しちゃったら、そりゃもう…。・゜・(ノД`)・゜・。
う~ん。
難しいねえ…。
さすがにもう25年以上経過しているから時効だろうけれど、おいらも昔、九州は久留米に住んでいた頃、おかんが久留米市内のあるバス停近所のホームセンターで買い物をしている間に、バス停で折り返し待機中のバスの運転手に手招きされて運転席に座らせて貰い、ドアの開け閉めなどをやらせてもらったことがある。
これも折り返し待機中だったから出来たことだろうけれど、さすがに今じゃネットが氾濫しているご時世、停車中とはいえ子供を運転席に乗せて、万が一チクられたりしたら、その運転手は真っ先に処分の対象になるだろう。
「良かれ」と思って、内規違反でもつい踏み越えた管制官。
「良かれ」と思って、口止めされてももう一回お礼が言いたかった中学生。
これがこんな騒ぎになっちゃうのだから…。
この中学生も、せっかく夢に期待を膨らませたところだったのがこんな騒ぎになって、これがトラウマになって人間不信にならなければいいのだが…。
でも、良かれと思ったことでも、内規違反になってしまう事を体験させてしまった管制官が一番いけない…ということになるのかな…。この管制官が体験させなければ、或いは別室でシミュレーションなどのシナリオを用意しておけば、こんな形で中学生の善意を踏みにじってしまうこともなかったのだから。
う~ん。
「善意」って、本当に難しい…。
担任の先生からは「レジを体験させたい」とか、「弁当をつくらせてみたい」などの要望があるのですが、1円で金銭誤差をおこしたりしたら、即、事故報告書だし、弁当加工で万一食中毒でもおこしたら営業停止になってしまうのです。
結局、無難な菓子やジュース類の補充で終わってしまうのが現状です。
できるなら、コロッケを揚げるとか、魚をおろすなどいろんな事を体験してほしいのですが。
無難と言いますか、失敗しても実際の業務に支障がない範囲…ということになってしまいますね。
捌いた魚や肉でまかないを作る…というのでしたら話は別なんでしょうけれど。