夏の終わり
秋に近づくための 儀式の雨が
涸れた野原に 舞い降りてきて
半分だけの 衣替え
雨 上がり
9月の主役たちが 顔を出す
私の名前は オオニシキソウ
小さすぎて
誰の目にも とめてもらえない
いつも孤独な 私だけど
あなたを慕う心は 誰よりも強く
花言葉は
執着 密かな情熱 変わらぬ愛
このまま 秋が深まれば
赤い 小さな実をつけるのよ
それが密かな 情熱の証し
あなたには その姿
見に来て欲しいわ
できるなら・・・
ショウリョウバッタの バタきち君
忍法 木の葉隠れの術を 練習中
どこにいるのか わかるかな?
ボクは ここだよ
コンニチハ
ボクの姿を 覚えておいてね
早起きで
午後には萎んでしまう
朝露の間の 短い命
だから私 露草って呼ばれるらしいわ
花言葉は
尊敬します 変わらぬ思い
くすぐったいと思ったら
小さな小さな お客様
どこか 具合でも 悪いのかしら?
私の身体を 乾燥させれば
鴨跖草(オウセキソウ)って
生薬にも なるんだけど
解熱 利尿 解毒に効くの
それとも 涼の彩で 癒してあげる?
小さな草むらの中から聞こえてきた
生れたばかりの 秋の声
雨がやんでも 傘さして
足早に通り過ぎる 夏風を
静かに見送る きのこちゃん
いつになく
夏にしがみつくように
ツクツクボウシの鳴き声が
競い合ってる 木立の中の散歩道
思えば 今年の晩夏は
ヒグラシがあまり 鳴いてない
* * *
職場の敷地内を歩くことが多いのですが、
その時の小さな出会いが、楽しみになっています。
雨上がりのある日に拾い集めた秋でした。
― The sky ―
2014.9.10 夕暮れ @つくば市
「 頬紅つけた曇り空 」
9月の主役たちが 顔を出す
私の名前は オオニシキソウ
小さすぎて
誰の目にも とめてもらえない
いつも孤独な 私だけど
あなたを慕う心は 誰よりも強
素敵な出逢いです!
小さくても、存在感があって、
輝いていますね
夏雪草さんにフォーカスされて
喜んでいるかのようです(嬉笑)
ありがとうございます
オオニシキソウの写真と散文のくだりを見て、「一隅を照らす」が思い浮かびました。
しかし、よく見ると小さな名も知らない花々があるんですね~。健気に生きてるんですね~!それに比べ小生の今までは……?
それでは今日も良い一日を(^-^)
暑い暑いと言っていた夏も急ぎ足です。
このまま秋の舞台となるのでしょうか?
バッタに食べられて丸坊主になった紫蘇が花をつけました。
シソ味噌にでもしようかと考え中です。
夏雪草さんの爽やかで素敵なお話に、心が洗われるようです。
今日も有難うございました。
たくましく、一生懸命な姿を見て。
夏雪草さんに見つけてもらって
よかったな~..って思います。
そうですよね。
どこかで、たくさんの命が一生懸命なんですよね。
しみじみ思いました。
それから..
頬紅って さすが!というより
参りました!の表現だなって思いました^^
私もこういう出逢いがあると、
嬉しくなります。
今までどうして気づかなかったのかしら?
と思ったり、
何かのきっかけで出逢えるってステキですね。
いつも
ありがとうございます。
こちらも、きれいな青空が広がっておりました。
「一隅を照らす」を思い浮かべてくださって、
きっとオオニシキソウは喜んでいることでしょう。
それに比べ小生のいままでは・・・・・・?
あらら、そんなことはないのでは?
それぞれに持って生まれた役割というのでしょうか、
必ずその人(モノ)にしかない徳があるのだと思います。
と勝手に私は信じているのですが・・・(笑)
いつもありがとうございます。
ね、感じていただけます?
いつもなら涼しげな鳴き声に
心癒されるのですが、
今年はそれがほとんどないのです。
しそ味噌、
美味しそうですね~。
それ、良い考えだと思います(^^)
いつもありがとうございます。
里山の秋空は、きっときれいなのでしょうね。
その空さえあれば、
何もいらないような気がします。
そちらの様子を想像するだけで、
私も爽やかになって、
心が洗われます(^^)
いつもありがとうございます。
精一杯生きている姿って、
愛おしくなりますね。
一生懸命な人、好きです。
頬紅ね(笑)
もう少しロマンチックなものに
例えられないの?って感じですよね^^;
いつもありがとうございます。