![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/cd/e99d6276d6324eb960d7f582e34716ae.jpg)
今年も我が家の菊が咲きました。
変わった品種を少しずつ増やしたものですが、
そんな我が家に咲いている菊の花。
いろんな表情をご覧になってみてください。
風に遊ぶ無邪気な菊と妖艶な菊 ~秋の顔~
菊は挿し木をするのが比較的簡単なので増やしやすいです。
なので、結構夢中になって育てた時期がありました。
本当は、種類も今よりもっとたくさん植えていました。
私は、お部屋に花を飾るのも好きで、
菊の季節はどうしても菊を飾ることになります。
実はそんなことから、
菊の花には今は亡き息子とのちょっとした思いがあります。
10年以上も昔、沢山の菊を部屋中に飾っていた日のこと。
息子がそれを見て、
「菊は飾らないでよ」とさらっと言いました。
ノ~天気な私は何も気づかずに
「どうして?綺麗じゃないの」と普通に言葉を返しました。
すると、
「だってさぁ、菊は亡くなった人に手向ける花でしょ。
僕まだ生きてるのに、こんなに飾られたら死んだみたいで嫌だよ。」
とまた、さら~っと言ったのです。
彼は、いつも責めるでもなく怒るでもなく、淡々と語ります。
でも、彼の言葉にはどれも重みがありました。
大人以上に説得力があるのです。
死を覚悟した人が生きる姿は、悟りきったように寛大で穏やかなものです。
私はいつもそんな息子をすごいと思っていました。
それでも死を背負っていた彼にとって菊の花を飾ることは、
イメージ的に好ましくなかったのですね。
息子がそれを見て、
「菊は飾らないでよ」とさらっと言いました。
ノ~天気な私は何も気づかずに
「どうして?綺麗じゃないの」と普通に言葉を返しました。
すると、
「だってさぁ、菊は亡くなった人に手向ける花でしょ。
僕まだ生きてるのに、こんなに飾られたら死んだみたいで嫌だよ。」
とまた、さら~っと言ったのです。
彼は、いつも責めるでもなく怒るでもなく、淡々と語ります。
でも、彼の言葉にはどれも重みがありました。
大人以上に説得力があるのです。
死を覚悟した人が生きる姿は、悟りきったように寛大で穏やかなものです。
私はいつもそんな息子をすごいと思っていました。
それでも死を背負っていた彼にとって菊の花を飾ることは、
イメージ的に好ましくなかったのですね。
なのでその時以来、
庭にだけ咲かせて家の中には飾らないようにしました。
そして、今も仏壇やお墓参りにはなるべく菊を飾らずにいます。
あの時以来、
私は菊の花を見るたびに、彼の言葉を思い出すのです。
それと、以前9月9日のブログで触れた「菊花の契り」の話が、何故か彼と重なるのです。
菊の花は高貴と言われています。
そして、花言葉も
「高貴」「高尚」「高潔」「私を信じて下さい」「女性的な愛情」「清浄」「破れた恋」「真の愛」
となっています。
菊の花は私にとって、とても複雑な不思議な存在の花となっているのです。
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お家の菊
なんて美しいのでしょうか
本当に花火を観ているようです
お子さまの言葉
心に残りますね
美しくないものが美しいものを
支えている
死が生を支えている
そんなことを教えてくれている
ようにも感じました
ありがとうございます
菊の花のスライドショー素敵ですね!
夏雪草さんにとって、すごく菊の花に
思い入れがあるのがひしひし伝わってきました。
「死を覚悟した人が生きる姿は、悟りきったように寛大で穏やかなものです」
夏雪草さんの息子さんは、立派な方ですね!!
なかなか、そうは出来ないものです。
取乱してしまいます。
素晴らしい息子さん、菊の花の季節が来たら
息子さんの事と、そのお言葉が思い出されますね~
息子さんが亡くなられたのに
私がこのような言葉を言うのは好ましくないのかも知れないですが、
素晴らしいお話でした。(すみません)
ありがとうございます!
スライドショー素敵ですね!
菊の花は色々品種があるのですね♪
息子さんとの大切な想いでありがとうございます。
「菊花の契り」菊の花は様々な人の想いを受けて
咲いているのですね☆
お褒めいただいて、うれしいです。
ありがとうございます。
ponsunさんの言葉は、とても深くて心に染み入ります。
感謝いたします。
私こそ、話が暗くなってしまうかなぁって心配していたのですが、良かったです。
息子は急に落ち着きましたが、それまでとてもやんちゃで悪戯っ子で、落ち着きのない子だったんですよ(笑)
子供ってサプライズばかりです。
それが楽しいのですが・・・。
菊ほど同じ仲間同士でいろんな種類や色のあるお花ってあまりないのではないでしょうか。
息子の話にまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
いつも、minorpoetさんや皆様に支えていただいている気がいたします。
ありがとうございます。
でも 私も 菊の花」 大好きです。
菊は 展覧会などもあり立派な花ですよね。
息子さんの思い出が 菊の花というのはステキです。
季節ごとに、いろんな思いが駆け巡ります。
親というものは・・・。
私は子供を育てたという感覚よりも、子供に育てられたような感覚の方が強いです。
いろんなことを教えてもらいました。
今もですが・・・(笑)