あしあとのこし

現在のことも、過去のことも、未来への夢も、いろんなことをとりあえず並べてみちゃおうと思っています。

≪フィジー旅行記≫フィジーでインドのお祭り ~ 「光の祭り」ディワリー ~

2011-11-03 | 旅行

フィジーでインドのお祭り「ディワリー」を見てきました。
フィジーにどうしてインドのお祭り?って思いますよね。

フィジーにはフィジー人だけではなく、インド人も暮らしています。
そして、インド人のことを、インディアと呼んでいます。
娘から初めてその言葉を聞いたとき、
インディアンと聞こえていて私はアメリカのインディアンを想像していました。
そしたら、違うのでした。(笑)

フィジーでは人口の57%がフィジー人で37%がインド人だそうです。
町を歩いていても、サリーを着用しているインド人をよく見かけます。
まだ着いたばかりの頃はフィジー人とインド人との区別がすぐにつかず、
サリーを着ているかどうかだけの判断でしたが、
不思議なものでだんだんと顔の特徴の違いや、
体系の違いなどが少しわかるようになりました。
わかってきたころに、帰国になってしまいましたが・・・(笑)

なのでこの国の言葉は、主に英語、そしてフィジー語、少数のインド語の三カ国語が使われているようです。
(フィジーで使われているインド語がどれなのかはわかりませんが、インドの言葉はヒンディー語などだけではなくて、いろんな種類があるようです。)


フィジー人とインド人について
最初にインド人が来島したのは1879年で、
当時インドもフィジーも同じイギリス植民地下にありました。
イギリスはフィジーにサトウキビ・プランテーションを開き、
その労働力として同じ支配下にあったインドから人々を移住させたのだそうです。
その後、プランテーションの契約が切れたあともフィジーの環境を気に入ってそのまま定住する人が多かったため、現在に至っているようです。


フィジー人とインド人との間では宗教も違いますし、今までに何もトラブルがないわけではなく、
政治的にもいろいろあったようですが、とりあえず一つの国に違った民族が一緒に生活している特殊な国であることには間違いないでしょう。

ということで、インド人はフィジーに住んでいても自分たちの国に合わせた行事や宗教を行っているのです。

で、そのディワリーですが、
インド三大祭の一つであり「光の祭り」の意味をもっている一番大きなお祭りだそうです。
これは4日間も続くのですが日本のお正月にあたるようです。

ヒンドゥー暦(太陽暦)なので、毎年カトリックのイースターのように時期が変わり、
10月末から11月初め、ヒンドゥー暦第7番目の月の初めの日になるのだそうです。
幸運にも今年はちょうど10月24日から28日までがその期間になっていたので、
偶然にもそれを見ることができたのですね。
インドには、クリスマスもイースターもないので、かなり集中的に祝うようです。

お祭りの期間中は、家々の玄関や窓に灯火をきれいに飾ると福と幸運の女神ラクシュミがいらっしゃると思われ、
家のペンキを塗り替えたり、大掃除をしてディワリーを迎えます。
(こういう様子をみると私個人としては、日本のお盆を思わせる行事にもとれました。)
街中がイルミネーションで飾られ、花火、爆竹が鳴らされ、
それぞれの家ではお菓子を作って遠くの家族が帰ってきたり、
親戚や多くの人が集まる特別の日をお祝いするのです。
そして、お互いに「ハッピーディワリー」と言って頬と頬をすり合わせます。

ディワリについての参考サイト:
http://www.asahi.com/summergift/world2011/TKY201107280208.html
http://raani.org/faq/festa.htm#diwali




娘がお世話になっている大家さんのお家なのですが、
インドの家というか、フィジーの家としての特徴なのかわかりませんが、
家全体が高床式に作られていて階段を上がって入り口になります。
日本のように玄関に廊下などとの段差があるわけではなくて、
ドアの境目にマットなどが敷かれてあるだけで、そこに靴を脱いで上がります。

床はピータイルのような素材で、絨毯やマットを敷いているのです。



そして、ご家族の写真などをたくさん飾っているのも特徴のようです。
壁のタペストリーやその他の飾りがいつもの装飾なのか、
ディワリーのための装飾なのかは、聞けなくてわかりませんでした。



このお宅で出していただいたディワリのスウィーツです。
インドでは、ミターイというそうですが・・・。
手作りのもので、この国にある植物のキャッサバ(地下茎部分が芋の様になっていて、そのデンプンを利用して作ったものがタピオカになる)
を使ったものや、プチケーキのようなものなどです。

また、フィジーはサトウキビが国の産業でもあるので、
天然の砂糖が豊富だからなのかわかりませんが、お菓子はとにかく甘いです。




夕方からは、また別のお友達の家にお呼ばれしました。
ここも階段を上がっての玄関になります。



ここが玄関になるのですが、やはり段差はなく一日中扉を開けたままにしています。



ここでも、家に入るとすぐにスウィーツを出されました。
名前はわかりませんが真ん中にスパイシーな豆がありました。
これ、辛いけど美味しかったです。
それぞれに名前があるのだと思いますが
黄色くて丸いのは、ラドゥというのかもしれません。
しっとりとして、美味しかったです。
もう一つの丸いのは、クラブジャムーンなのでしょうか?
これも美味しかったです。

キャッサバを使って揚げたものは(日本のおでんなどに入れるごぼう揚げみたいなもの)ちょっと辛いのですが、
これも美味しくて人気がありました。



男性もこの日は一緒に台所に立って準備を手伝うそうです。
(このお宅だけのことかもしれませんが・・・)





そして、やはりいろんなものを飾っていました。
特に、ロウソクと写真はどこの家にも飾っているようです。



インドの人はきれい好きだとは聞いていたのですが、
実際この箒で何度も何度も掃き出していました。
この箒、ちょっと変わっていると思いませんか?
細い枝を束ねて上の方でくくってあるだけです。
日本の箒のように持つ柄などがありません。
何の木の枝なのか気になりましたが、あいにく言葉が・・・・(^^ゞ



お掃除やお料理の準備が終わる頃、
女性はこの1枚布のサリーを身にまとって着飾るのです。



インドの人は皆さん、美しいです。

そしてなんと、実は私たち親子も着せていただいてしまいました。
(写真は非公開ですが)
これは、なかなかできない体験です。
一応、簡単な下着のようなものを身につけてから、
4メートルくらいある1枚の布を、
だいたい3か所くらい安全ピンで止めながら身体に巻きつけていくのですが、
どこも縫っていないというのがすごいと思いました。

ぜひとも着付けを覚えたかったのですが、1~2回では無理でした。



日が暮れてくる頃、家のベランダからは綺麗な夕焼けが見られます。



そろそろ手作りのキャンドルに火を灯します。



そのキャンドルを玄関の周りや、部屋の中に飾ります。



灯りの中で、おしゃべりをしたりして時を過ごします。



夕食は野菜のみのカレーです。
このお祭りの間はベジタリアンでお肉類をいっさい食べません。
ご飯の横にある丸いのは確かプーリーと言うもので
全粒粉を揚げたもののようです。
日本でも最近はナンにカレーをつけて食べたりしますが、
それと同じようなものですね。



外では花火を楽しみます。



そう言えば、最近の日本ではこういう花火をしている光景を見なくなりましたねぇ。
住宅事情でしょうか・・・。
夏の風物詩の一つとして、ちょっと寂しい気もするのですが。

この日は午前中に、ガーデン・オブ・ザ・スリーピング・ジャイアントに行ってきていたので、
さすがにちょっと疲れてしまって、まだまだ盛り上がっていたのですが、
早めに失礼してホテルに戻りました。
と言っても、現地時間の22時は過ぎていましたね。


フィジーのお話は、
行くまでの飛行機のことや、乗継のインチョン空港のこと、
ダイビングのこと、ホテルでのこと、他にもたくさんありすぎて、
写真もまだきちんと整理ができていない状態です。

おまけに、お恥ずかしいことに休む間もなく仕事に出たせいか、年のせいか、
何年かぶりに珍しく熱を出しまして・・・(笑)
ちょっと寝込んでしまいました。(私としたことが・・・)

そんなこともあり、更新が遅れ気味です。
順不同ではありますが、少しずつ掲載していきたいと思いますので、
どうか、お見捨てにならず温かく見守っていただけると嬉しいです。

フォトチャンネルの方には、ここに掲載していない写真もいくつか入っていますので、
お時間が許されるのでしたら、どうぞご覧になってみてください。



フィジーでインドのお祭り ~ ディワリー ~




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6 コメント

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未知との遭遇 (ponsun)
2011-11-04 05:11:32

フィジーとインドはとても親密なんですね
一つ勉強になりました

ディワリー

初めて伺いましたが、4日間は祭り一色
なのでしょうか
お部屋もお空も、キャンドルの灯も
味わいですね

辛いスイーツ
食べてみたくなります

ありがとうございます
返信する
素敵なおもてなし (minorpoet)
2011-11-04 08:46:20
夏雪草さん おはようございます♪

フィジーにはインド人の方も見えるんですね!
知りませんでした。さらに「ディワリー」というお祭り
素敵ですね♪

お友達のお家の「ヒョウ柄のソファ」が妙に印象的で・・・。
珍しいスイーツ食べてみたいで~す☆
返信する
Re:未知との遭遇 (夏雪草)
2011-11-04 16:12:53
ponsunさん、こんにちは。

私も初めて知ったのです。
それぞれお国の歴史をたどってみるのも、楽しいかもしれませんね。
返信する
Re:素敵なおもてなし (夏雪草)
2011-11-04 16:18:56
minorpoetさん、こんにちは。

他国にいても祖国の行事を忘れない心は素晴らしいと思いました。

「ヒョウ柄」やはり目にとまりますよね(笑)
返信する
フィジー (としあき)
2011-11-05 07:19:12
おはようございます。夏雪草さん、
先日の海外はフィジーだったのですね。
南国の島、憧れます。
寒がりの私は南の島でノンビリ暮らすことが夢です。
返信する
Re:フィジー (夏雪草)
2011-11-06 01:40:36
としあきさん、こんばんは。

そうなんですよ。
正解はフィジーでした(笑)
初めての海外旅行で、いきなりハマってしまいました。

みんな良い人たちばかりでしたよ。
物価も安いですし、老後の年金暮らしには良いかなぁと思っちゃいました。

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