K-hiro's essay

設計士K-hiroのひとりごと

配置チェック

2008-03-17 23:27:22 | Weblog
F邸住宅の施工工事が始まり、建物の位置を確認に行ってきました。
敷地境界から計画図面通りの距離に配置されているか、建物の大きさは大丈夫かなどメジャーをあて確認するのですが、さすがに一人で確認するのは大変。
3・4mなら大丈夫だけれど10m前後となるとメジャーの元を固定しながらの確認なので一人では結構疾駆八区します。
配置確認で特に注意しなくてはいけないのが、屋根の軒や庇関係。
これは配置確認時には現れてこないところで見落として住宅が建って軒などが境界より出てしまうとういう問題が発生します。
設計時には大丈夫なのが何故実際に建つと軒が出てしますとういう食い違いが起きるのか?それは、敷地図と現況の敷地に食い違いが起きていることが原因です。
きちんと区画整理された敷地であれば起こりにくいことではあるけれど、大半は区画整理などされた敷地でないことが多い。
なのでこれはしっかり確認しておかないと後で取り返しの付かないことになるので
設計監理者としてはチェックを怠ってはいけない部分です。
軒や庇のことをチェックするのは結構忘れがちです。また、設計図書を作成した者と監理をする者が違う場合はこんなミスをしがちもあります。
設計は設計と監理を同じ者がするのが一番良いでしょう。