哲学日記

人間のワンパ愚行。貪瞋痴と無辜は相性よく両存している

小原克博「近代日本における政教分離の形成と構造」

(講義「日本宗教」第10回、同志社大学)

 

 おおいに勉強になりました。

小原克博先生、ありがとうございます。

 

 

[個人的感想]

 人間は、

人間固有のワンパ愚行を

熱狂的に繰り返す。

 

明治期に明文化された

 

神社崇拝は宗教ではない。

全ての宗教の上にある国民の義務である。

 

という無理無体な強弁。

 

信教の自由を

形式的にのみ受け入れ、

実質的に拒否するレトリック。

 

ここから、

最短最速でファシズムにつながることは、

陰惨な近代史と流された数百万の無辜の血で証明されている。

 

それにもかかわらず、

人間は、今からも

人間固有のワンパ愚行を

熱狂的に繰り返す。

 

人間において、

 

貪瞋痴と無辜は

相性よく両存している

 

からだ。

 

彼らの理性たるや、

彼らの貪瞋痴の

忠僕に如かない。

 

世界は、日増しに

きな臭くなっている。

 

歴史が単純に繰り返すなら、

いずれ元に戻るのだから、

どんな凄惨事も

人はやがて忘れて済ませる。

しかし、

 

歴史は繰り返さない。

 

繰り返すのは

人間のワンパ愚行であり、

これは、繰り返すたびに

流れる無辜の血液量が

幾何級数的に増え、

ある閾値を超えると

不可逆域に入り、

システム自壊に至るからだ。

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