佐々木閑 仏教講義 7「阿含経の教え 3,その27」(「仏教哲学の世界観」第10シリーズ) - YouTube
おれは過去記事でこんなことを書いた。
おれは形而上学的無駄話がけっこう好きなほうで、自分に迫りくるタイムリミットを考えると、この種の無駄事の弄びを強く自戒しないといけないとおもってます。
しかし、どうしても形而上学的嗜好が止められない人は、どんな最新流行哲学よりも、アビダルマを学ぶのが良い、とおもいます。
これは科学の最終到達地を予め現している奇跡だとおもうので。
(引用終)
アビダルマ哲学に関する、おれの知識は、
ひとの書いたイイところ取りの概論を、
さらに拾い読みしただけ、
その程度のお粗末なレベルです。
それには(当然だが)良いことしか書いてなかった。
アビダルマは、
シャーリプトラ系統で悟りを成就した
理論好きのインテリ僧グループが、
何世代もかけて練り上げた哲学体系だと、
おれは勝手に理想化してたので……
ブッダが(神のように化生せず)
通常の人間として胎生した理由
の一つは、
高貴な家系の生まれだと知らせて
人々に関心を持たせるためだ。
こんな、明らかに凡夫の妄説まで
アビダルマに載ってると知って
びっくりした。
悟った僧じゃなくても参加できて発言できて、
しかもそれがアビダルマとして
正式に採用されてんだ……
ちょっと失望だけど、
まあ、
世の中なんて
そんなもん。
(My Favorite Songs)