たまに紹介してる、邦画ではお目にかかれないレアジャンル映画を、久しぶりに見ました。ただし、おれ基準で判断すると、真面目な作りだが、仕上がりがいいとはいえません。
DVD『ランニング・マン』予告編
動画概要欄より〈あらすじ〉を引用させて頂きます。
自分とは不釣り合いすぎる美しい妻キャロルと、可愛い2人の娘を持つサラリーマンのポール。人並みのストレスは抱えつつも、それなりに幸せな人生を送ってきたつもりだった。その夜、日課のジョギングに出るまでは…。人気のない道を走りながら、人間関係について思いを巡らすポールは、常に自分を下に見て、バカにした態度で接する同僚のマルコムと、夜の営みを拒み続ける妻の浮気を疑い始めていた。そしてふと我に返ると、見知らぬ車に追いかけられていたことに気づく。
サスペンスドラマ映画フル『ランニング・マン』映画 最新
以前紹介した名作「ハッピーボイス・キラー」
「マッド・ナース」「フレッシュ・ミート サイケな家族」「キャリー 狂気の少女」「Z Bull ゼット・ブル」、邦画では観られないこれらの映画に通底してるのは、
自分の貪瞋痴と自分自身を区別する術を知らない、欲望中毒の人間が日々やらかす凶愚行を、存分にデフォルメして、ナンセンスブラックコメディに仕上げる手腕です。
これらの作品に比べると『ランニング・マン』は、確かにブラックではあるが、ナンセンス度もデフォルメ度も不十分なために、変にシリアスな仕上がりになってる。それで監督の狙い通りかもしれんが、おれの考えでは、この種の作品は無理くりでもコメディとして成立させないと味気ないとおもう。
(My Favorite Songs)
'The Stranger' - BILLY JOEL - lyrics【和訳】ビリージョエル「ストレンジャー」1977年