わたしたちの時代には宗教に本気で情熱を感じ続けることを過去のどの時代よりも困難にしている様々な要因があります。
宗教というものは鼻持ちならぬと思わせるもっともな理由と、それを裏付ける歴史的証拠をそれこそ無数にあげることができるのです。
これは現代人ならだれでもよく知っていることなのでいちいち例を示す必要はないでしょう。
厄介なのは、それにもかかわらず現代人も結局(共産主義社会の人々といえども)宗教抜きには長くはやっていけないということなのです。
現代人は、すでに科学を信仰しています。
これは、理性が尊ばれることにも、合理的思考が興隆することにも、本来の科学が発達することにも無関係におこなわれます。
ただ職業科学者の名でメディアが流す情報のままを、盲信する
没理性的・非合理的・反科学的な
宗教
です。
(My Favorite Songs)