哲学日記

洋画ヒューマン・ハンターとダウンサイズ

 洋画2本
を続けて観た。
 
 
 

 

 エゴの幻想を克服できなければ、近い将来「ヒューマン・ハンター」的悪夢が現実になる。

映画の最後は希望があるかのようだが、エゴの幻想がそのまま残る限り、同じ悪夢が1日目に巻き戻されただけだ。

 

 

 

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 共産主義の壮大な実験が無残極まる失敗に終わった歴史的事実は誰でも知っている。エゴ幻想はテクノロジーで克服できない。

 

 科学がさらに発達しても人間のダウンサイズは極めて困難と思うが、仮に技術的に可能になる日がついに来ても、「俺、俺のもの」幻想が克服されないなら、今日の欲にまみれた人間を救うことは明白に不可能だと思う。

 人類絶滅から生き残るために博士達のグループが地下に造った「ノアの箱舟」に一緒に乗ろうと誘う主人公に、鉄の現実主義者ドウシャンの返答がリアルだ。
「彼らは素晴らしい人たちだが、ただのカルト集団だよ。…彼らは…あの下に行ったら狂って殺し合うだろ。我々より先に彼らが絶滅するよ」
 彼の言葉は的を射ている。「俺、俺のもの」幻想を共有していれば、どうあがいても結果は大して変わらないからだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(My Favorite Songs)   
 
 
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