「スペシャリスト」第9話
新聞ラテ欄:すべての謎が明らかに!冤罪に陥れた男とついに対決!!
スペシャリストのお約束雑居房ネタは、いつもちょっとおとぼけの〇〇ちゃんが出てくるコミカルシーンだったのに、今回宅間が「そうそう、俺が刑務所でずっと一緒だった・・」と話はじめたのは244番宅間自身のこと、彼の苦悩は大きかった。
自分の感情をストレートに表に出さなくなって、我々との戦いを決意していた宅間。
姉小路さんにそれを告げる宅間の口調や表情にドスンと胸を突かれたような気持ちになった。
冤罪で10年服役(10ヶ月は本人意図的だからおいといて)っていうのは、単なるドラマ設定ってことだけじゃなくて、それがどんなに理不尽なことなのかってことを表しているんだ、そう強く感じた。
我々に関してはなんとなくぼんやりと予想していたことで特に驚きはなかったけど、宅間が対峙する佐神と前回逮捕した安西圭子の話が交互に入ってうまく説明されてると思った。
宅間が巻き込まれた謎は広報課時代に書いたコラムにあったってことも納得、でもそれは凄く理不尽なことで、なおさら宅間の哀しみを深く感じる。
犯罪やテロの脅威に対抗するために立ち上げられた勉強会、優秀なエリートたちの有志的な集まりで非公式、正式な呼び名はなく参加者が口にする言葉が通称って、ちょっと笑っちゃうけどこうゆうネーミングは結構好き。
我々ってなんかエラソーだもん、犯罪者の有効利用とかいかにも考えそうな感じ。
犯罪者の視点で事件を解かせるっていうのは、事件の解決のために犯罪者の心理や精神構造を理解しようとする宅間に通じる、確かに佐神が言うように宅間を人工的に作る試みだったかもしれない。
でも宅間は犯罪者ではないし、これからも犯罪を犯すことはないと信じる。あ、盗聴とかも犯罪か、それはしてたけど、でも殺人はしないと信じている。
ラストシーン、宅間は管理者Xに拳銃を向けたけど、「殺したい」という言葉も発したけど、でも殺してはないはず。
小池が落ちるときに口元に手をあてて苦しそうだったのは毒だよなぁ、宅間が手を伸ばしたのは落ちる小池を助けようとしたように見えた。
管理者Xの雇い主は誰か?って考えると、我々会議で初めて顔が出た松平健さん(役名わからんけど吾妻さんの伯父さん?)かなぁ?と思う。
吾妻さんの父親はミスリードのような気がするし、滝道でもないように思う、でもいきなり出てきた松平さんがラスボスってのも面白みはないかなぁ。^^;
スペシャリストは犯人が予想しやすい人物であっても、犯人当てだけでないところでの展開の意外さや面白さがあるから、最終回もそれを期待するし、何より宅間がどうなるのか?ってことが気がかり、剛くんはその宅間をどんなふうに見せてくれるのかが1番楽しみ。
連ドラ最終回は寂しいけど、またまた興奮状態のまま待つしかない。
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